このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

オヤジホビー-ワタシが好きな物はみんなも好き、かもしれない- 第7回

2万円で買えますよ、お客さん

憧れの本格顕微鏡を入手! プラモ作りにピッタリだった

2016年01月01日 17時00分更新

文● にゃかむら(@TK6506)、編集●アスキー

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

使ってみたら工作すんのに超便利!

 覗く部分を接眼レンズ、観察物に近い方を対物レンズといいますが、接眼レンズの倍率に対物レンズの倍率を掛けたものが最終的な倍率になり、それを総合倍率というそうです。

 このSMZ-1Bはズーム機能を搭載していて、倍率は0.8~3.5倍の可変。昔持っていた顕微鏡は3つの対物レンズがターレット状に付いていて、カチャカチャと回して選択していたのですが、これはダイヤルを回すことで倍率を無段階で選べます。

 接眼レンズは何種類かあるのですが、ワタシが買った物には10x/21の刻印があり、この10xは10倍のこと。つまり、8倍~35倍の顕微鏡ということになります。

 刻印の21というのは視野数と呼ばれる数値だそうです。どのくらいの範囲が見えるかが計算できるそうで、視野数/対物レンズの倍率で算出できるとのこと。ズームが付いている場合は、対物レンズの倍率はズームレンズの倍率を掛けたものとなるので、8倍のときで直径26.25mm、35倍のときで6mmの範囲が見えます。

対物レンズはズーム付き。ダイヤルで0.8~3.5倍にセットできます

接眼レンズは10倍

ピント合わせはこのダイヤルで。全体が上下します

 プラモデルを作っていて、0.2mmの穴を開けるなど細かい作業をするときにはヘッドルーペを使っているのですが、もしかしてそのときにこれを使ったらいいんじゃない? と思って使ってみたら、まさに正解! 削ったりするときにも0.1mmの違いがハッキリとわかるので超便利。買ってよかった!

 20倍、30倍の接眼レンズを使えばもっと拡大できますが、1mmが8mm~3.5cmになるのでホビー用途ならコレで十分。拡大すればするほど見える範囲は狭まってしまうので、このぐらいがちょうどいい感じです。

竹定規を見たときの左目画像。竹の繊維まで見える感じです。デジカメでは撮れなかったのでiPhoneで撮りました

こちらは右目画像

コレは何でしょう? 左目画像です

SDカードの端子部分でした。こちらは右目画像です。残念ながら写真ではわかりませんが、プラスチックの凹凸が立体的に見えます

 ちなみにワタシはド近眼なので眼鏡が必須なのですが、顕微鏡を覗くときは不要です。顕微鏡が眼鏡みたいなもんですからね。

この視度調整リングで左右それぞれの目の視力に合わせてピントを調整できます。ワタシは左目が極端に悪いので、これがないとまともに見えません

目と目の間隔も人それぞれなので調節が可能。手で筒を開いたり閉じたりします

 オプションらしきライトユニットが付いていたのですが、ガワとレンズだけしかなく、肝心のライトは欠品していました。なので、家にあったLEDライトを突っ込んであります。倍率が高いため、ライトがないと暗くて見づらいのです。

ペン型ライトを突っ込んでいます。長さがピッタリでした

 両目で見るため立体感は抜群! 工作するには大事な要素なので、まさにうってつけ。ヘッドルーペでは拡大率が足りないという方には超オススメです!

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ