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オーディオが躍進する裏でテレビは……2015年のAV機器トピックを振りかえる

2015年12月30日 09時00分更新

文● ハシモト/ASCII編集部

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 もう歳だからかもしれないが、年末を迎えて正直、2015年のAV機器のトピックがあまり思い出せない。あんまりパッとしたことがなかったかなぁ……となんとなく思ってしまったのだが、今年のニュースを振りかえると、実はそんなことはなく、結構充実していた。

 そこで、2015年のAV関連ニュースとともに、今年を振り返ってみたい(以下、製品名のリンクをクリックするとニュース記事に飛びます)。

プレーヤーが乱立!? ハイレゾオーディオ

「NW-ZX2」
ソニーのウォークマン最上位モデル「NW-ZX2」

 2014年に、小型で低価格なハイレゾ対応ウォークマンが登場してから、普及の拡大がめざましいハイレゾオーディオ再生機器。今年はハイレゾ音源(Flac)の再生が標準で行なえるWindows 10が登場し、またAndroidスマートフォンでもハイレゾ音源ファイルを対応する機種が増加。再生環境が整ってきた。

 ハイレゾ対応ウォークマンは、1月に最上位モデルの「NW-ZX2」が登場したのを皮切りに、ミドルクラスモデル「NW-ZX100」と小型モデル「NW-A20」が登場。ラインナップ刷新となった。

アユート「AK380」 アユート「AK380」

 ただし、ハイレゾ対応プレーヤーはアユートの「Astell&Kern AK380 256GB メテオリックチタン」や、オヤイデ電気の「FiiO X5 2nd generation」、オンキヨー&パイオニアイノベーションの「DP-X1/XDP-100R」など製品が続々登場しており、2016年にはより一層競争が激しくなる可能性がある。

音楽配信のハイレゾ化が進む一方で
話題となったのはストリーミング型サービス

日本でもサービスが開始されたApple Music
日本でもサービスが開始されたApple Music

 音源はダウンロード型の音楽配信サービスで入手するのが一般的。ハイレゾプレーヤーの普及に伴い、音源のハイレゾ化が進んだ。

 ただし、音楽配信サービスで大きな話題を集めたのは「Apple Music」。月額固定の音楽ストリーミングサービスで、ハイレゾ音源を配信しているわけではないのだが、賛否を含めて大いに盛り上がった。

 Apple Musicの後を追うように「Google Play Music」が開始されたり、定額制音楽配信サービスとSIM(モバイル通信サービス)をセットにした「USEN MUSIC SIM」が登場するなど、音楽の楽しみ方のバリエーションが広がった。

コンパクトな据置型オーディオが人気に

ソニー「CAS-1」
ソニー「CAS-1」。コンパクトながらソニーのオーディオ技術を集約した製品だ

 据置型のオーディオ機器では、高音質を追求しながらもコンパクトなものが注目を集めた。

 たとえば、ソニーの「CAS-1」は、USB DAC&ヘッドフォンアンプとスピーカーがセットになった製品で、コンパクトな外観ながら高音質にこだわっており、話題となった。

 また、ヤマハの「NX-N500」はUSB DACを内蔵したスピーカーで、DSD 5.6MHzのネイティブ再生や「radiko」のストリーミング再生などが可能。机上にスピーカーを置くデスクトップミュージックが2016年は流行かもしれない。

 一方で、AVアンプはオンキヨー&パイオニアの「VSA-830」や、デノンの「AVR-X1200W」など、エントリー機でも最新のサラウンドフォーマットである「Dolby Atmos」に対応。もはや必須の機能になりそうだ。

Bluetoothスピーカーはいろいろ面白い製品が登場

大ヒットモデルの最新機種「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」
大ヒットモデルの最新機種「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」が登場

 2015年はBluetooth関連のオーディオ製品も普及した。Bluetoothスピーカーは、2013年にボーズが発売した「SoundLink Mini Bluetooth speaker」が、さまざまなランキングで売れ筋1位をキープし続けたが、その後継機となる「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」が6月に登場。前機種に引き続き、売れ筋1位をキープしている。

ソニーのスピーカー内蔵LED照明「LSPX-100E26J」
ソニーのスピーカー内蔵LED照明「LSPX-100E26J」
ベンキュージャパン「treVolo」。折りたたんで持ち運べる

 ソニー「SRS-X33」やエレコム「LBT-SPP310AV」など、SoundLink Mini対抗の小型スピーカーが登場する中で、一風変わった製品がいろいろ登場した。

 LED電球にスピーカーを内蔵したソニー「LSPX-100E26J」や、LGエレクトロニクスのテレビのスピーカにもなる「MUSIC flow P7」、8型タブレットサイズの本体に4つのスピーカーユニットを内蔵するハーマンインターナショナル「ESQUIRE 2」、コンデンサースピーカーを搭載することで折りたたみが可能となったベンキュージャパンの「treVolo」など……Bluetoothスピーカーの広がり方が今後楽しみだ。

エレコムがヘッドフォン市場で奮闘!

エレコム「EHP-R/OH2000」 エレコム「EHP-R/OH2000」

 イヤフォン/ヘッドフォンも数えきれないくらいの製品が登場し、盛り上がっているジャンルだ。中でもエレコムの攻めの姿勢は印象的だった。約2万円のBluetoothヘッドフォン「LBT-OH100」や、4万円台のハイレゾ対応ヘッドフォン「EHP-R/OH2000」など、(オーディオ製品としてはさほど高くはないが)決して安いとも言えない製品を投入し、オーディオ市場を盛り上げている。

 その一方で、イメーションが記録メディア、オーディオ事業から撤退したのに伴い、「TDK Life on Record」ブランドの製品が姿を消すことになった。こちらは残念なニュースとして印象に残った。

(次ページへ続く、「4Kは当たり前! 機能や画質をブラッシュアップしたテレビたち」)

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