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星のフォースの覚醒、スター・ウォーズ公開記念

ハッブル宇宙望遠鏡、宇宙のライトセーバーを撮影

2015年12月18日 20時03分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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The awakened force of a star(ESA/Hubble & NASA, D. Padgett (GSFC), T. Megeath (University of Toledo), and B. Reipurth (University of Hawaii))

 NASA(アメリカ航空宇宙局)とESA(ヨーロッパ宇宙機構)が運用するハッブル宇宙望遠鏡は12月17日、スター・ウォーズ公開記念として「宇宙のライトセーバー」画像を公開した。

 「星のフォースの覚醒」と題したこの天体写真は、オリオン座B分子雲と呼ばれる巨大なガス雲。オリオン座の星座にうっすらと重なって拡がる薄い星間分子の雲で、肉眼でもバーナードループとして確認できる。この中では分子がフォース(おもに重力)によって凝縮して原始的な星系が生まれつつあり、一部では赤外線域で光り始めている。画像はまさに恒星が誕生しつつある光景で、まさに「星の覚醒」。

フルサイズの画像はNASAやESAのサイトで確認できる

 原始恒星の両極からジェットが噴出する様は、まるで「ダース・モールのダブルブレード・ライトセーバー」、恒星自体は濃密なガスに覆われているのを「ダークジェダイのマント」ようであるなどと、かなりノッて書いている(ESAの公開ページより)。ともあれ、スター・ウォーズの「遠い昔、遥か彼方の銀河系」ではないが、この銀河系内の近場の渦状腕にも見応えのある光景が広がっているのも確かだろう。

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