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ログインパスワード入力からの解放

すべてのPCで使えるようにするべき!Windows Helloを試す

2016年01月08日 18時00分更新

文● ジサトライッペイ

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NECのWindows Hello対応ノートPC「LAVIE Note Standard NS850/CAB」。Core i7-6500U(2コア/4スレッド、2.5GHz、最大3.1GHz)を採用するBDドライブ搭載ノートPC。15.6インチのタッチパネル対応4K液晶(3840×2160ドット)を備えるハイエンドモデル。実売価格は23万8200円前後。

 どもども、自作虎の巻ことジサトラのイッペイです。最近、33歳にもなり虎マスクをかぶって仕事していることを友達につっこまれ、改めて職場の異常さに気付きましたが、昔のアスキーの雑誌を開いてみるとだいたいこんな感じだったのでしょうがないかなと思う今日この頃です。さて、年が明けまして2016年。去年のPC業界を振り返るとやはり“Windows 10”の登場が最も大きなトピックだったと思います。

 国内では、8月に自作PC向けのDSP版の深夜販売があり、9月にドイツで開催した世界的な家電&PCの見本市であるIFA2015以降、メーカー製PCもWindows 10採用機種がどんどん登場しています。個人的に注目しているのは、“Windows Hello”というWindows 10世代の新しいセキュリティー機能を搭載したモデルです。Windows Helloは、顔の奥行機情報も含めて認証する精度の高い“顔認証”や“指紋認証”、“虹彩認証”などの生体認証で、めんどうだったログイン認証などを簡単かつもっと安全にしようという機能です。これまでも顔認証や指紋認証はメーカーが独自でサポートしていましたが、Windows 10ではOSの機能としてサポートしています。

 とはいえ、Windows Helloを使うには実装の要件があり、国内メーカーのPCだとNECの『LAVIE Note Standard NS850/CAB』(顔認証)や富士通の『LIFEBOOK SH90/W』(指紋認証)が対応しています。登録手順は簡単で、今回はLAVIE Note Standard NS850/CABを例にWindows Helloを動画でサクッとご紹介します。

虎のマスクをかぶっても認証できた!

 Windows Helloはタスクバーにある通知領域のアイコンをクリックし、“すべての設定”にある“アカウント”メニューの“サインインオプション”から設定します。顔を登録する前にパスワードとPINコードの事前設定が必要です。その後、Windows Helloの項目で顔を登録すれば次回のログインからPCの前に顔を出すだけで、サッとログインできるようになります。

LAVIE Note Standard NS850/CABはディスプレー上部にインテルのRealSenseカメラを備え、精度の高い顔認証が使えます。ログイン画面では右側の赤外線センサーが光り、画面真ん中に浮かぶ瞳のアイコンがぱちくりぱちくり動きます。

 ちなみに編集部で試した限りでは、一度素顔で登録した後に虎のマスクをかぶってログインしようとしたら認証できませんでした。これは困ります。基本的に僕は虎のマスクをかぶりながら仕事しているので、ログインのたびにいちいちマスクを外したりするぐらいならパスワードを入力するほうがまだラクチンです。これでは本末転倒です。

 しかし、顔の登録は1回だけではなく、あとからWindows Helloのメニューで“精度を高める”を選べばさらに登録できます。虎のマスクをかぶって再度顔を登録したところ、見事虎のマスクをかぶっていてもログインできました。撮影の都合で、上記の動画ではジサトラトラメンバーのハッチでテストしましたが、同じ虎マスクをかぶった僕で認識することはなかったので、ざっくりマスクの形状だけを見て認証しているというわけではなさそうです。このぐらいの精度なら実用的と言えますね。

 問題はまだまだWindows Hello対応PCが少ないところ。指紋センサーによる実装はそもそも指紋センサーを追加しなければいけないのでハードルが高いイメージがありますが、ディスプレー上部のウェブカメラは“ないPC”を探す方が難しいので簡単に対応できそうなもの。しかし、顔認証によるWindows Helloは特別なハードウェアとソフトウェアが必要なことから、まだまだ対応PCが少ないのが現状です。マイクロソフトの純正タブレット「Suface Pro 4」は独自の実装で顔認証によるWindows Helloを実現していますが、ほかのメーカー製PCでは現状インテルのRealSenseカメラの実装が現実的なラインになります。

 個人的には家のPCよりも外出先で使うモバイルノートPCこそ真っ先に対応してほしい機能ですが、普及はまだ先のようですね。

■関連サイト
LAVIE Note Standard NS850/CAB製品ページ
Windows Hello(WINDOWS BLOG)

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