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週間リスキー ― 第21回

ハイエンドWindows Mobile 10機の姿、ここにあり。

ノキアの血が騒ぐMS本気のLumiaの実力とは?「Lumia 950 XL」実機レビュー:週間リスキー

2015年12月17日 17時00分更新

文● 笠原一輝 編集●ゆうこば

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※週間リスキーはアックン・オッペンハイマーとやんちゃデジタルKidsたちがテクノロジーとサブカルチャーの交差点からお届けする、たいへんマニアックなコーナーとなっております。今回はテクニカルライターの笠原一輝氏にご寄稿いただきました。

 Microsoftが米国や中国などの地域で販売を開始したWindows 10 Mobile搭載Windowsスマートフォンが「Lumia 950 XL」、「Lumia 950」となる。前者は5.7インチQHD解像度(1440×2560ドット)の有機ELディスプレー、後者は5.2インチQHD(1440×2560ドット)の有機ELディスプレーを搭載していることが最大の違いとなる。今回編集部ではLumia 950 XLの香港向けモデルを入手したので、そのハードウェアなどを紹介していきたい。

Lumia 950 XL、5.7インチQHD解像度有機ELを採用したハイエンドWindowsスマートフォン

 なお、本製品は海外向けの製品となり、FCCやCEマークの認定を通ったマークは表示されるが、日本で利用可能になるための技適マークは表示されていないため、日本国内で電波を発して使うことは電波法違反となる。今回のレビューでは日本の法律に従い、フライトモードにして電波を出さない状態で使ってレビューしている。このため、日本のSIMを入れた時にどうなるのか、WiFiを使った時などに関しては評価の対象外としているのであらかじめお断りしておく。

5.7インチQHDでSnapdragon 810搭載のXLと
5.2インチQHDでSnapdragon 808搭載の無印

 Microsoftが発表したLumia 950シリーズには、Lumia 950とLumia 950 XLという2つの製品が用意されており、それぞれ以下のようなスペックになっている。

  Lumia 950 XL Lumia 950
SoC Snapdragon 810 Snapdragon 808
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
ディスプレー 5.7インチ有機EL(1440×2560ドット) 5.2インチ有機EL(1440×2560ドット)
カメラ 2000万画素(インカメラ500万画素)
無線通信 LTE、3G、2G、IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、NFC
バッテリー 3340mAh/3.85V 3000mAh/3.85V
サイズ 151.9(W)×8.1(D)×78.4(H)mm 145(W)×8.2(D)×73.2(H)mm
重量 165g 150g
OS Windows 10 Mobile

 最大の違いは、ディスプレーとSoCだ。無印は5.2インチQHD解像度(1440×2560ドット)のAMOLED(アクティブマトリクス式有機EL)パネルを採用しているのに対して、XLは同じQHDのAMOLED液晶パネルながらサイズが5.7インチへと大型化されている。

 SoCに関しては無印がSnapdragon 808でCortex-A57(デュアルコア)+Cortex-A53(クアッドコア)の変則的なヘキサコアであるのに対して、XLはSnapdragon 810でCortex-A57(クアッドコア)+Cortex-A53(クアッドコア)というオクタコア構成になっていることが最大の違いになる。

デバイス情報で確認するとSoCは「MSM8994」。つまり、Snapdragon 810だとわかる。メモリーは3GB

 Windows Phone 8.1時代にリリースされたWindowsスマートフォンの多くが、メモリーが1GBないしは2GBであるのに対して、Lumia 950シリーズは3GBとかなり余裕をもって搭載されていることもひとつの特徴となっている。Windowsスマートフォン向けのアプリは、メモリーを大量に消費するアプリはほとんどなく、Windows 10 Mobileではメモリーを効率よく管理できるため、正直に言ってスマートフォンとして利用するのであればメモリーは1GBでもとくに問題なく、2GBでも十分すぎと言ってよい。その意味では3GBを搭載している意味はないのだが、後述するContinuumで利用する場合には、PCライクな使い方になるので意味が出てくる。なお、ストレージは32GBが標準搭載で、マイクロSDカードを利用して増設することが可能だ。

 今回編集部が入手したRM-1085の型番がついているLumia 950 XLは香港向けで中国語圏向けのモデルになるので起動時には中国語がデフォルト言語になっていた。ただし、日本語や英語などほかの言語を選ぶことが可能になっており、日本語を選ぶだけとくに何もしなくても日本語に設定することができた。Lumia 950 XLはデュアルSIMないしは、シングルSIMの2つのモデルがあるが、このRM-1085はSIMカード(ナノSIM)は1枚しか入らない仕様になっていた。

 なお、冒頭でも説明した通り、電波の認証に関してはFCC(米国)とCE(ヨーロッパ)などの認証番号やマークなどを確認したが、日本向けの技適マークはなかった。このため、日本で合法に利用するには、海外のキャリアのSIMカードを入れて、日本の通信キャリアに国際ローミングしてLTE/3Gモデムで通信する場合のみとなるので、注意が必要だ(もちろん、海外用として購入するのであれば問題ないが……)。

Lumia 950 XLの外箱背面
背面のカバーを開けたところ、バッテリーは着脱式。マイクロSDカードスロットが見えるバッテリーを取り外したところ
バッテリーSIMカードスロット、ナノSIMのシングルSIM
スタート画面
認証ロゴの画面、FCCとCEは確認出来るが、技適マークはない
外箱に書かれているモデム対応、LTEは1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28/38/40に対応

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