このページの本文へ

MARKETING これから始める Google アナリティクスの使い方 ― 第3回

Googleタグマネージャ4つの導入理由と初期設定

2016年01月28日 11時00分更新

ソウルドアウト株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

Google アナリティクス初心者のために、基本的な分析の考え方、Google AdWords連携、Google タグマネージャの活用方法を紹介する本連載。今回は、Google タグマネージャの概要と、Google タグマネージャでGoogle アナリティクスを導入する方法を解説します。

タグマネージャとは

Webサイトには、Google アナリティクス、ランディングページ最適化、エントリーフォーム分析などサイトの計測や最適化するツールのタグが設定されています。タグの種類が多くなると、ソースが膨大になったり、用途不明のタグがあったりして管理が難しくなります。

「タグマネージャ」は、タグを管理できるツールで「タグマネ」「ワンタグ」とも呼ばれます。ここでは、タグマネージャのなかでも、汎用性の高いGoogle タグマネージャの特徴やメリットを解説し、導入の流れを説明します。

タグマネージャは、サイトに埋めるタグを、1つのツール上で管理することができるサービス

導入メリットは「工数削減」

Google タグマネージャで、タグの導入、変更にかかっていた工数を大幅に削減きる例を4つ解説します。

1.管理画面で上の設定だけで、タグの追加や修正、削除ができる

サイトのソースに直接タグを設定すると、変更のたびに対象となるすべてのページに修正が発生し、時間や工数がかかってしまいます。 Google タグマネージャは、一度すべてのページにタグを埋めてしまえば、管理画面で修正するだけなので、工数を削減できます。

2.タグを設定しているページを把握できる

複数のタグを設定していると、どのタグがどのページに埋まっているのか分からなくなってしまいがちです。Google タグマネージャは、管理画面からタグを設定しているページが一目でわかるので、ソースや仕様書を確認する手間が省け、工数を削減できます。

3.Google アナリティクスの高度な設定も簡略化される

Google アナリティクスのクロスドメインやマルチトラッキングの設定は、タグのカスタマイズが必要になり導入の難易度もあがります。Google タグマネージャはGoogle アナリティクスとの相性が良く、管理画面上で簡単に設定できるので、Google アナリティクスを導入する工数を削減できます。

4.PDCAを早く回せるようになる

Google タグマネージャは、Google アナリティクス リマーケティングの設定や改善施策でよく使われるJavaScriptの処理をデフォルトで用意しています。

制作会社や管理者の工数が削減されるので、PDCAを早く回せるようになります。

実際に Google タグマネージャ導入後は、新たな広告プログラムの検討から実施までの期間が大幅に短縮され、これまで数日かかっていたリマーケティングリストの作成が1日できた例もあります。

Google タグマネージャの導入で、タグ設定時間の削減だけでなく、PDCAサイクルが短縮され、成果を短期間で上げられるようになりました。これまで見送っていた細かなマーケティング施策の調整や、コンテンツの改修も実施できるようになりました。

サイト管理者と権限を共有

タグマネージャは管理を非常に便利にしてくれますが、ソースからタグの確認ができなくなるというデメリットが存在します。サイトになんらかの不具合が起きてしまったとき、ソースにはGoogle タグマネージャのタグしかないため、どのようなタグが埋められているのか判断できません。

これを解消する手段は、サイト管理者にも、管理画面を閲覧できる権限を付与します。権限のレベルも「表示のみ」から「編集・公開ができる」まで複数あるので、権限を付与する理由によって使い分けましょう。

使えないタグ

Google タグマネージャは、以下のタグは設定できません。

  • 同期処理が必要なタグ
  • ヘッダー・フッターそれぞれに設置が必要なタグ
  • SNSボタンやサイト内広告など、レイアウトに関わるタグ

同期処理とは「サイトの読み込みに合わせて処理する」ことです。Google タグマネージャはページの読み込みとは別に処理をする「非同期処理」なので、同期処理が必要なタグ(例:Google アナリティクスの「ウェブテスト」など)はタグマネージャで設定できません。

導入するべきサイト、しないサイト

Google タグマネージャは工数が軽減できますが、逆に工数が増えてしまうためおすすめできないサイトもあります。

たとえば、タグを変更する機会が少なかったり、導入しているタグがカスタマイズの必要がなかったりする場合、Google タグマネージャの導入は工数がかかり不向きです。

タグの設定で悩んでいたり、グーグルのサービスを利用したりしているのであれば、導入には向いています。また、Google アナリティクスへの対応が一番早いのもGoogle タグマネージャです。

これからGoogle アナリティクスを本格的に活用していこうと考えているサイトは、タイミングをみて導入をするとよいでしょう。

導入おススメ時期は「入れ替え時」

タグマネージャの導入には、

  1. Google タグマネージャのタグの設置
  2. タグマネージャでのタグの設定
  3. 既存で埋められているタグの削除

が発生します。導入するタイミングのおすすめは、「サイトリニューアル」「ユニバーサルアナリティクスへの移行」の2つです。

サイトリニューアルの場合は、タグの再設置が発生するので、「どのタグをどのページに入れるんだっけ?」と悩んだり、設定するタグの量が多かったりするようであれば、Google タグマネージャで解決できます。

ユニバーサルアナリティクスへの移行も、全ページに設定しているGoogle アナリティクスのタグの変更が必要になります。Google タグマネージャにはGoogle アナリティクスのテンプレートが用意されており、設定も簡略化されています。Google アナリティクスだけをGoogle タグマネージャに移行するのもお勧めです。

この連載の記事

一覧へ
Web Professionalトップページバナー

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています

ASCII.jp会員サービス 週刊Web Professional登録

HTMLリファレンス誘導バナー

CSSリファレンスサイト誘導バナー

Webディレクター江口明日香が行く

ランキング