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M.2 SSD増設も挑戦! 手のひらPC「HP Pavilion Mini」のWin10モデルをチェック

2015年12月18日 11時30分更新

文● 山口優、編集●ハイサイ比嘉

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デュアルディスプレイ環境にトライ!

 「HP Pavilion Mini 300-200jp」は、映像出力端子としてDisplayPort端子とHDMI端子をそれぞれ1基ずつ搭載している。そのどちらかに外部ディスプレイを1台つないで使うことも、両方に1台ずつ接続してデュアルディスプレイで使うことも可能だ。ちなみに、各端子でサポートする最大解像度は、DisplayPort端子が3840×2160ドット、HDMI端子が2560×1440ドットで、DisplayPort側は4K出力にも対応している。

 そこで今回は、日本HPのフルHD液晶ディスプレイ「HP x2401 24インチ スリムボードモニター」2台を「HP Pavilion Mini 300-200jp」につなぎ、デュアルディスプレイ環境で使用してみることにした。

日本HPのフルHD液晶ディスプレイ「HP x2401 24インチ スリムボードモニター」2台をつないだところ

 接続手順は簡単で、それぞれのディスプレイをDisplayPortケーブルまたはHDMIケーブルを介してPC本体につなぐだけでOK。自動的に各ディスプレイを認識して画面を表示してくれる。デフォルトでは拡張ディスプレイモードとなり、2台合わせて3840×1080ドットという広大な作業領域を使用することが可能だ。

 その状態で様々な作業を行なってみたが、動作や画面描画が重くなることもなく、快適に使用できた。片方の画面で動画を見ながらもう一方でウェブサイトを閲覧するような場合でも、今回試した限りでは動画がカクつくこともなくスムーズだった。

ディスプレイ設定画面。2台の液晶ディスプレイが認識されている

デュアルディスプレイ環境は非常に快適

 ディスプレイの設置スペースが2台分必要になることを除けばデュアルディスプレイ環境は非常に快適で、日常的な作業の効率アップにつながると感じた。特に映像編集や写真編集など、大きな画面でプレビューを見ながら作業したい場合にメリットが大きい。

 また、動画を見ながらウェブやSNSに書き込んだり、ネット検索しながら文書を作成したりする際などにも役立つ。ちなみに、「HP Pavilion Mini 300-200jp」はHPが高級オーディオブランドのBang & Olufsenと共同でチューニングしたオーディオ技術が投入されており、プリインストールソフトでイコライザーを調節できるため、動画や音楽も好みのサウンドで鑑賞することが可能。ぜひ、お気に入りのヘッドホンやスピーカーをつないで試してみてほしい。

デュアルディスプレイ環境でも動作や描画が遅くなることがなく、快適だった

Bang & Olufsenと共同でチューニングしたオーディオ技術が投入されており、プリインストールソフトでイコライザーを調節できる

 なお、ディスプレイ設定でディスプレイ・モードを変更すれば、両方のディスプレイに同じ画面を表示したり、どちらか一方のみに表示することもできる。そのため、普段はメインディスプレイのみ使用し、必要な時だけサブディスプレイも使うというスタイルも簡単だ。

インテルHDグラフィックス・コントロール・パネルの画面

ディスプレイ・モードは変更が可能

エンタメからビジネスまで幅広く活躍できる超小型PC

 ここまで見てきたように、Pavilion Miniは、コンパクトながら性能が高く、エンタメ・ビジネスを問わず幅広いジャンルで活用できる使い勝手のよいデスクトップPCだ。4Kやデュアルディスプレイに標準で対応しており、写真編集や映像編集などのクリエイティブ環境を構築したいユーザーにも向いている。

 また内部へのアクセスもよいため、メモリやHDDを増設・交換するのも比較的簡単。ガシガシ使い倒したいというヘビーユーザーや、メンテナンスを行いながら長く使い続けたいというユーザーにもぴったりだ。

 直販サイトの「HP Directplus」では、最小構成時に6万9800円(税別)、今回試したパフォーマンスモデルでも8万9800円(税別)と価格も手ごろ。小型軽量でコストパフォーマンスに優れるデスクトップPCを探している人には、ぜひオススメしたい製品だ。

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