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オススメ! 「Surface Pro 4」は“買い”だ!!

2015年12月09日 11時00分更新

文● 高橋量、編集●ハイサイ比嘉

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 日本マイクロソフトのタブレット「Surface」シリーズの新モデルとして、「Surface Pro 4」が発売された。今回は発売中のCore i5搭載モデル(8GBメモリー、256GB SSD)をお借りできたので、実際の使用感や各種ベンチマークの結果をお届けしよう。

「Surface Pro 4」と別売りの「Surface Pro 4タイプカバー」。Surface ペンはSurface Pro 4本体に付属する

試用機の主なスペック
製品名 Surface Pro 4
CPU Intel Core i5-6300U(2.40GHz)
メインメモリ 8GB
ディスプレー(最大解像度) 12.3型(2736×1824ドット)、アスペクト比3:2、マルチタッチ対応
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 520(CPU内蔵)
ストレージ 約256GB SSD
光学式ドライブ -
通信機能 無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
インターフェース USB3.0、Mini DisplayPort、カバーポート、SurfaceConnect(充電、 Surface ドック用端子)、microSD対応メモリーカードスロット
Webカメラ フロント500万画素/リア800万画素
センサー 照度、加速度、ジャイロ、電子コンパス
本体サイズ/重量 約幅292.2×奥行き201.42×高さ8.45mm/約786g
バッテリー駆動時間 約9時間(動画再生時)
OS WWindows 10 Pro(64bit)
オフィスソフト Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス
主な付属品 Surface ペン
「Surface Pro 4」の参考価格
モデル 直販価格(税込) タイプカバーとの合計金額(税込)
Core m3+4GBメモリー+128GB SSD 13万4784円 15万2496円
Core i5+4GBメモリー+128GB SSD 15万984円 16万8696円
Core i5+8GBメモリー+256GB SSD 19万4184円 21万1896円
Core i7+8GBメモリー+256GB SSD 23万1984円 24万9696円
Core i7+16GBメモリー+256GB SSD 25万8984円 27万6696円
Core i7+16GBメモリー+512GB SSD 31万2984円 33万696円

本体デザインを踏襲しつつスペックアップ

 Surface Pro 4の外観は、前モデルSurface Pro 3とほぼ同じだ。2014年にSurface Pro 3が登場した際はSurface Pro 2との違いに驚かされたが、今回の新モデルにデザイン的なインパクトはない。しかし、Surface Pro 3の時点で質感・デザイン性・機能性の面においてすでに高いレベルに達しており、いい意味で「変わらないデザイン」といえる。

デザイン的には大きな変更点のないSurface Pro 4

最大150度まで無段階に角度を調整できる背面のキックスタンドも健在だ

 ただ、それほど変わらないとはいえ、スペックを改めてチェックすると細かな変更がなされていることが分かる。まず本体サイズについては幅292.2×奥行き201.42×高さ8.45mmで、前モデルよりも幅が0.2mm、奥行きが0.12mm大きくなった一方で、高さが0.65mm薄くなった。また音量調節ボタンの位置も変更されている。

高さ8.45mmで、前モデルよりも0.65mm薄くなった。上面部には音量調節ボタン(前モデルでは左側面に配置されていた)と電源ボタンが用意されている

底面部にはタイプカバー接続用のカバーポート

右側面のインターフェースはSurfaceConnect端子、USB 3.0端子、Mini DisplayPort端子の構成。SurfaceConnectは充電およびSurfaceドック接続用の端子で、Surface Pro 4になって名称が変更されたが、機能自体はSurface Pro 3の電源コネクターと同じ

左側面にはヘッドホン出力のみ配置されている。この部分にSurface ペンを装着するため、音量調節ボタンが上面部に移動したものと思われる

液晶ディスプレイが12.3型へと大型化、
解像度も2736×1824ドットに向上

 液晶ディスプレイは前モデルの12型から12.3型に大型化されている。解像度も2160×1440ドットから2736×1824ドットへと向上し、ピクセル数は60.4%増加した。本体のフットプリント(接地面積)が変わらないまま液晶ディスプレイが大型化されたということは、ベゼル部分が狭くなっていることを表わす。確かに、よく見てみるとSurface Pro 4のほうがベゼルが狭く、スリムな印象を受ける。

12.3型で解像度2736×1824ドットの液晶ディスプレイを採用。前モデルよりもベゼルが狭くなっているほか、Windowsボタンも省略されている

 PixelSenseディスプレイの映像はコントラストが高く、また非常に明るい。Surface Pro 4を試用した後に私用PCを使ったところ、画面がいつもより暗く感じてしまったほどだ。3:2のアスペクト比は一般的な用紙の比率に近く、書類を1ページまるまる表示できるメリットがある。筆者個人としては、デジタル一眼で撮影した写真(アスペクト比3:2)を画面ピッタリに表示できるのがうれしい。

WordでA4サイズの文書を表示した様子。アスペクト比が紙の比率(√2:1≒3:2)に近いため、ページ全体をまるまる表示できる

 Surface Pro 4本体のサイズやデザインはそれほど変わっていないものの、液晶ディスプレイやパーツ構成がスペックアップしていながらもきょう体が大型化していない点については高く評価したい。

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