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文化財や美術品の学術調査や鑑識用に

リコー、文化財調査向けの赤外線中判カメラを発表

2015年11月27日 16時23分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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PENTAX 645Z IR

 リコーイメージングは11月27日、赤外波長域で撮影できる中判カメラ「PENTAX 645Z IR」を発表。2016年1月15日より受注販売を行なう。

 中判カメラ「PENTAX 645Z」をベースとし、撮像素子部分の赤外線カットフィルターを取り外したもの。レンズ部分に可視光フィルターを装備することで赤外線域の撮影が可能となる。ライブビュー機能を利用し、可視光とはピント位置が異なる赤外線撮影でも厳密なピント合わせが可能。

可視光を反射しやすい絵具などは透過・反射率の異なる赤外線を用いて絵具の下にある下描きなどを撮影することができる

 文化財や壁画・絵画等の下絵や下書きの調査、出土した木簡に書かれていた墨文字の判読、鑑識などの調査撮影といった用途を目的としており、図書館や博物館、研究機関、官公庁への受注販売となる(一般ユーザーへの販売は行なわない)。

独立行政法人 国立文化財機構 奈良文化財研究所による出土木簡のIR撮影例

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