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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第72回

複数のウェブサービスを連携できる超便利アプリ「myThings」を徹底紹介

2015年11月25日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

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トリガーとアクションをイチから設定する

 トリガーとアクションを自分で設定して、オリジナルの項目を作ってみよう。例えば、今回はヤフオク!で、「スミスグレンリベット」というキーワードを含んだ新規出品がウイスキーの「ハイランド」カテゴリーにあった場合、Gmailから特定のメールアドレスに出品ページや画像を通知するという組み合わせを設定してみる。

 まずは、チャンネルをタップし、トリガーを選択する。ここでは「条件にあう新しい出品が見つかったら」をタップ。キーワードとカテゴリーを入力する。アクションはGmailを選び、自分宛てにメール。本文の編集時には、商品URLやタイトル、画像などをワタンタップで入力するボタンが現れる。トリガーやアクションによって適切なボタンが表示されるようになっているのだ。

 あとは、実行タイミングを指定して「作成」をタップすれば完成。指定日時に自動的に検索され、ヒットするとメールが来る。一覧から編集画面を開き、「手動実行」をタップすることで、手動で実行することも可能だ。

「ホーム」の右上にある「+」をタップし、作成画面を開く

トリガーのチャンネルを選択する。ここでは「ヤフオク!」をタップする

「条件に合う新しい出品がみつかったら」を選択する

キーワードやカテゴリーを設定して「OK」をタップする

「アクション」をタップする

「Gmail」をタップする

「メールを送信する」をタップする

メールアドレスや件名、本文などを入力する。本文をタップすると、商品URLなどトリガーに合わせた自動入力項目が表示される

実行タイミングの日時を設定し、「作成」をタップすれば完了

作成後は、一覧から詳細を開くことで「手動実行」を選ぶこともできる

 以上が「myThings」の説明書となる。ウェブサービスだけでなく、「Withings」や「Fitbit」などのガジェットにも対応しており、「最後の体重測定から一定の期間測定しなかったら」「(スマホに)通知する」や、「最後のワークアウトから指定の期間ワークアウト開始しなかったら」「Gmail」にメールといった組み合わせも可能。アイディア次第で、ウェブサービスやガジェットをさらに効果的に使い倒せるようになる。

 今年7月に公開されたばかりで、まだ対応サービスの数が少なかったり、設定の自由度が低かったりするところもあるが、現時点でも間違いなく神アプリ。今後、対応するウェブサービスやIoTが増えたら、スマホの必須アプリになること間違いなし。興味があるなら、今のうちに使い方をマスターしておいてはいかがだろうか。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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