このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

PCを使わずに、自分でアプリを作ってみよう 第3回

画面がどんどん動いていくアプリはどう書けばいい?

「PineVentor」でスロットマシンを自作してみる

2015年12月01日 19時00分更新

文● 梶川敬文

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 これまで紹介したPineVentorのアプリは、ボタンが押されたら何かするといったタイプのアプリでした。アクションゲームのような、こちらから何もしなくても画面がどんどん動いていくものはどう書けばいいのでしょうか。ユーザーが何も操作をしないのに、キャラクターBoxが次々変わる仕組みには、タイマーコンポーネントが使われています。

PineVentor
価格無料 作者picpie
バージョン1.09 ファイル容量962KB
対応デバイスAndroid端末 対応OS2.2以上

 なお、PineVentorはAndroid OS内蔵のブラウザ部品(WebView)や絵文字を使っています。機種によってバージョンや画面の大きさが異なるので、多少の見栄えの違いがあります。

スロットマシン

  今回紹介するアプリは次のように単純なスロットマシンです。サンプルにもあります。

 スタートポタンを押すとキャラクターBoxの内容(絵文字)が次々と変わっていきます。キャラクターBoxにタッチすると止まります。組み合わせによる得点はありません。

 アプリの作成を開始しましょう。アプリ管理画面で[new]ボタンをクリックすると、新しいアプリの入力画面になるので、「Slot」と入力して[OK]を押します。

 使うコンポーネントは次のとおりです。アプリのデザイン画面でコンポーネントを入力していきます。

コンポーネントタイプ名前説明
SystemcSysシステムコンポーネント(デフォルト)
BoxcBoxAキャラクターBox
BoxcBoxBキャラクターBox
BoxcBoxcキャラクターBox
ButtoncButtonAスタートボタン
TimercTimerAイベントタイマー

 cBoxA を設置するときはプロパティを以下のように設定してください。

[Text] 何かの絵文字
[FontSize] 72px
[Width] 100px
[Height] 100px

 cBoxB、cBoxCについても同様に設定しますが、プロパティ画面左上のピンクのボタンを押すと、コンポーネントのコピー機能があるので、メソッドを設定してからコピー機能を使った方が楽かもしれません。

 cButtonAは、[Text]を「Start」に設定します。

 Box、Buttonとも位置はそれぞれ画面内で適当な場所においてください。

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン