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トレンドは大容量化・低価格化、一方で「無制限」プラン廃止

OneDriveから乗り換えたくなるクラウドストレージ徹底比較

2015年11月26日 09時00分更新

文● 田口和裕 編集●飯島恵里子/ASCII.jp

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アップルユーザーなら使って損なし「iCloud Drive」

名称:iCloud Drive
URL:https://www.icloud.com/
無料プラン:5GB
有料プラン:50GB(130円/月)、200GB(400円/月)、1TB(1300円/月)


 iPhoneやMacユーザーにはおなじみ、統合スイートiCloudのクラウドストレージサービス。以前はアップルユーザー専用の感もあったが、iOS8でサードパーティーに利用が公開されたため、WindowsやAndroidでも使いやすくなった。また、2015年9月に有料プランが改正され、かなりお値打ちになっているのもうれしい。

 とは言えやはり、iPhoneやiPadなどアップルのデバイスを複数所持しているユーザーが一番恩恵を受けやすいだろう。特別な設定をしなくともフォトストリームが勝手にクラウドにアップロードされていくのは快適極まりない。逆に言えばWindowsユーザーがあえてこのサービスを選択する理由を見つけるのは難しい。

iOSに完全に統合されており、Macではファインダーからローカルディスクのように利用できる

Windowsは専用クライアントアプリをインストールすることで利用可能。ドライブ以外にもメールやカレンダー、メモ、写真など様々な機能を集めた統合アプリ環境となっている

iOS、Androidとも専用アプリが用意されている


同期機能はない純粋なクラウドストレージ「Amazon Cloud Drive」

名称:Amazon Cloud Drive
URL:http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3077664656
無料プラン:5GB
有料プラン:20GB(800円/年)、50GB(2000円/年)、100GB(4000円/年)、200GB(8000円/年)、500GB(2万円/年)、1TB(4万円/年)


 企業向けウェブサービスAWSが絶好調なAmazonが提供するコンシューマー向けクラウドストレージ。

 他サービスと異なりフォルダーの自動同期は用意されておらず、純粋にクラウド上にあるストレージとしてブラウザまたはスマートフォンアプリから利用することになる。

 Kindle Fire、Kindle Fire HDといったAmazonが販売する電子ブックデバイスでの利用も可能。

 とは言え価格的優位性にも乏しく、いまのところ積極的に利用する理由は見つけにくい。

クライアントアプリはファイルアップロード機能しかない

ウェブ版インターフェース。写真や動画はサムネイルが大きく見やすい

スマートフォンアプリは標準的


無料プランは存在しないが安定したサービスの「SugarSync」

名称:SugarSync
URL:http://www.sugarsync.jp/index.html
無料プラン:なし(すべてのプランで30日無料トライアル)
有料プラン:30GB(500円+税/月)、60GB(750円+税/月)、100GB(1000円+税/月)、250GB(2500円+税/月)、500GB(4000円+税/月)"


 Dropboxとほぼ同時期にスタートした老舗クラウドストレージ。無料アカウントの提供はないが新規アカウントを登録時に30日間の無料トライアルを利用できる。

 クラウドストレージは専用のフォルダを作成し、そのフォルダだけを同期するのが普通だが、SugarSyncはシステムフォルダを含むPC内の任意のフォルダを自由に指定して同期できるのが最大の特徴。容量が許せば「Cドライブ以下の全ファイル」という豪快な同期指定もできるのだ。

 また、メールでのファイルアップロードや、同期せずにクラウドへの保存のみを行なうバックアップ専用機能など他のサービスにはない独自機能も。

クライアントアプリでPC内の全フォルダを対象に同期設定が可能

ウェブ版インターフェース。オフィスファイルの閲覧・編集機能がないのは少し残念

スマートフォンアプリは標準的


(次ページ、「ビジネスプラン限定ながら無制限プランが健在なBox」に続く)

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