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ファーウェイ通信 第10回

ぴったりのモデルがきっと見つかる!

SIMフリーにウェラブル端末、たくさん登場中のファーウェイ製品を総チェック!

2015年11月26日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII.jp

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 SIMフリースマホやモバイルルーターなど、ファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。ファーウェイからはさまざまなSIMフリースマホやウェアラブル端末がリリースされているが、今回はそのおさらい。

 SIMフリーデビューに最適な入門モデル、ダブルレンズ搭載の個性派モデル、最強スペックの6.8型モデルというタイプの異なるSIMフリースマホ3機種のレビューに加え、スマホと連携させて使いたいウェアラブルデバイス2機種も紹介する。

ファーウェイからは次々と魅力的なSIMフリースマホとウェアラブル端末が発表されているが、今回はあらためて5製品を見ていこう

“コストパフォーマンスモンスター”
税抜2万円台で8コアCPUなどハイスペックな「HUAWEI P8lite」

オクタコアCPU、5型HD液晶、2GBメモリーなど、十分以上に使えるスペックを持ちながら、税抜2万円台という価格がなによりうれしい「HUAWEI P8lite」

 製品発表会で“コストパフォーマンスモンスター”と紹介された「HUAWEI P8lite」(以下、P8lite)は、価格以上のスペックや機能を備えているのが最大の特徴。税抜2万8600円という市場想定価格ながら、CPUには64bit対応で1.2GHz動作のオクタコアCPU「Hisilicon Kirin 620」を採用。ディスプレーは5型HD液晶(720×1280ドット)で、2GBメモリーや16GBストレージ、2200mAhバッテリーなどを搭載している。

カラバリはブラック、ホワイト、ゴールドの3色だが、今回はゴールドをテストした

 実機を使用してわかるのは、オクタコアCPUによる快適な操作感だ。ネット動画を視聴したり、各種ゲームをプレイしてもモタモタしないのは、やはり気持ちが良い。また、指の動きに対する画面の追従性にも優れているため、タッチやスワイプなどの操作にもストレスを感じない。

 たとえば、ベンチマークソフトでで性能を測ってみても、たとえば「AnTuTu Benchmark」の数値は3万点台。この価格帯のミドルクラス端末の中でも数値は高めで、ここでもお買い得度の高さはハッキリと見えてくる。

AnTuTu Benchmarkの結果は3万点台前半

 また、一般的な使い方であれば、追加充電することなく1日は確実に使えるバッテリーも好印象。さらにネットワークはもちろん、LTEに対応。ドコモXiのうち3つの周波数に対応するなど、ドコモMVNOのいわゆる格安SIMと相性がいいのも特筆すべきポイントだ。

 ちなみにSIMスロットは2つ用意されている。3G/LTEで利用できるのはどちらか片方のため、日本国内では切り替えての利用が基本だが、海外出張時には日本で使っているSIMと現地で入手したSIMを組み合わせるなどの使い方も可能だ(3G/LTEとGSMの同時待受が可能)。

SIMスロットは2つ用意されており、上側のnanoSIMスロットはmicroSDスロットと共用(排他利用)で、下側はmicroSIM専用スロット

ソフトウェアでどちらのSIMを利用するか、切り替えることが可能

 デザインは、切れ目のないミドルフレームと背面のヘアライン模様、表裏フラットで対称的な薄型ボディーなどが特徴だ。薄さ約7.7mmで約131gという本体は、洗練された雰囲気に仕上がっている。カラバリはブラック、ホワイト、ゴールドの3色。今回テストしたのは個人的に注目しているゴールド。ゴールドと言っても、派手さを抑えたしっとりとした色味のため、ビジネスシーンでも問題なく使用できる。

背面のヘアライン模様が美しい

 ボディーの角部分は丸みを帯びており、しっくりと手になじむ感覚が心地よい。手に持ってみると軽さが際立ち、ボタンが右側面にまとめられていることにより、右手で持っても左手で持っても操作は快適だ。

5型スマホだけに比較的コンパクトだ

 カメラは、1300万画素のアウトカメラと500万画素のインカメラを搭載する。目玉となるのは、10段階の美顔補正をしてくれる「ビューティーモード」において撮影時に持ち主の顔を自動認識し、あらかじめ設定しておいたレベルに補正をしてくれる「パーフェクトセルフィー」機能だ。

パーフェクトセルフィーはあらかじめ設定した補正の段階を今後ビューティーモードで自分が写るときは自動的に設定してくれるというものだ

 パーフェクトセルフィーで補正できるのは、肌のなめらかさや目の大きさ、顔の輪郭のスリムさなどの5項目。補正レベルを上げると顔の変化がおもしろいが、やり過ぎは(特に男性は)あまりオススメできない。パーフェクトセルフィーはグループ撮影時にも有効で、フレーム内の持ち主の顔を認識して設定しておいたレベルで補正してくれる。端末の持ち主については、常に自分で好ましいと思うレベルで補正してくれるわけだ。

 暗所での撮影も試した。今回はイルミネーションを撮ってみたが、何の設定もしなくてもノイズの少ない写真を撮影できた。薄暗い店内で料理を撮るときなど、活躍の場面は多そうだ。

P8liteのカメラでイルミネーションを撮ってみた

 使い勝手の面でも、P8liteにはいろいろな工夫が盛り込まれている。なかでも「モーションコントロール」機能は非常に実用的だと感じた。画面オフ状態からでもダブルタップだけで画面を表示したり、オフ状態の画面上に文字を描くと設定しておいたアプリが直接起動するという機能だ。

スリープ状態で画面に特定のアルファベットを描くだけでアプリを起動できる

 デフォルトでは、画面オフ状態で「c」を描くとカメラ、「m」では音楽アプリを起動といった設定になっている。通常は複数のステップが必要な操作をジェスチャー1つでできるのがとても心地よいし、かなり適当に指を動かしても文字をちゃんと認識してくれるのもポイント。慣れると手放せなくなる機能だと言える。

モーションコントロール機能の設定画面

ASCII.jpスマホ班のオカモトが「HUAWEI P8lite」をチェック!
HUAWEI P8liteの魅力はやっぱりコスパの良さ。実機はすごく高級感があるというわけではないが、高価なキャリアの端末でありがちな恐る恐る使うという感じを持つことなく、気さくにスマホライフを楽しめるのがいいのだ。約7.7mmと薄型でもあるので、ケースを付けずにポケットに入れて持ち歩くのがオススメと言える。

 P8liteは、公式オンラインストア「ファーウェイ Vモール」や家電量販店、主要MVNOなどで発売中。市場想定価格は税抜2万8600円。

 価格以上のスペックや機能を備えるP8liteは、格安SIMデビューを検討中の人には最適なモデル。さらに、そのコスパの良さをバッチリ理解できるスマホに詳しい人に自信をもってオススメしたい。


(次ページでは、「ダブルレンズが特徴的な個性派スマホ! 「honor6 Plus」」)

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