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350mmの大型GPUも搭載可能!

小型でも拡張性に妥協なし、ゲームPC置く場所ないならLEVEL∞のC-Classだ!

2015年11月11日 15時00分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「Lev-C000-LCi5-RMV」

 いつかはゲーミングパソコンを購入して、最高のグラフィックでサクサクゲームがプレーしたい! と常日頃から思っている私にとって、ある問題がある。いかなるゲームでも快適に遊びたいとなれば、拡張性に優れたケースを採用するマシンのほうがいい。しかし、ディスプレーを設置するスペースがなく、テレビをディスプレー替わりとして使用したいのだが、テレビ台には、PlayStation 4やトルネ、番組録画用の外付けHDDを置いているため、タワーパソコンを設置する場所に困るのだ。

 自宅がワンルームだったり、自分の部屋が狭かったりすると、パソコンを置くスペースを空けるのも一苦労。そんな人にオススメなのが、コンパクトな筐体と拡張性を兼ね備える、LEVEL∞ブランドの「C-Class」だ。今回は、C-ClassでCore i5-4590(3.3GHz)、GeForce GTX 960を搭載する「Lev-C000-LCi5-RMV」の外観や性能について紹介しよう。

コンパクトな筐体ながら350mmの大型GPUも搭載可能!

フロントと上部にはメッシュ加工を施している

 Lev-C000-LCi5-RMVは、Mini-ITX規格のケースを採用し、サイズはおよそ幅178×奥行368×高さ260mm。なんといっても高さが低く、ある程度幅のある机やテレビ台においても圧迫感がない。筐体はブラックで統一し、また、電源ボタンやフロントのUSB 3.0端子が前面から見えないデザインなので、外観がスッキリしている。加えて、前面と上部はヘアライン加工を施しているので、テレビの横に置いても部屋の雰囲気を損ねることもない。

インターフェースは前面のサイドにあり、正面から見ると隠れている

 また、コンパクトだけが特徴ではないのがLev-C000-LCi5-RMVの最大の武器だ。350mmの大型GPUが搭載可能なほか、3.5インチ×1、2.5インチ×3のドライブベイを備えるのでストレージの拡張もできる。コンパクトな筐体ながらミドルタワー並のスペックに強化できるのも、Lev-C000-LCi5-RMVの強みだろう。

350mmの大型GPUも搭載可能なほか、3.5インチ×1、2.5インチ×3のドライブベイでストレージの拡張もできる

排熱や静音性にもぬかりなし!

 さらにLev-C000-LCi5-RMVは、ほぼ全面に吸気口やメッシュ構造を採り入れることで、熱がこもらないように設計されている。3DMarkでベンチマークを計測したり、Steamのゲームをプレーしたりしてみたが、筐体がアツアツになったり、動作音が気になったりすることはなかった。さらに、水冷CPUクーラーも搭載することも可能だ。ただし、両サイドから外の空気を通すデザインなだけに、両サイド付近にピッタリ物を置くことは避けた方がいいかもしれない。

 筐体上部の前面には、BTOでスロットイン式の光学ドライブを搭載することも可能だ。本体上部のパネルは可動式で、パネルをずらせば挿入部を隠すことができる。ドライブに異物が入ったりすることを防げるという利点もあるが、個人的には可動式という男心をくすぐるギミックにグッときた。

本体上部のパネルは可動式で、ずらすとスロットイン式の光学ドライブが

ある程度のゲームはしっかり動く!

 コンパクトかつ拡張性に優れ熱や静音にも配慮されているLev-C000-LCi5-RMVだが、ゲーミング性能も気になるところ。ということで、各種ベンチマークを計測してみたので紹介しよう。今回試用したマシンは、Core i5-4590(3.3GHz)、GeForce GTX 960、8GBメモリー、240GB SSDという構成(通常のLev-C000-LCi5-RMVは120GB SSDを搭載)だ。

 まずは、Windows エクスペリエンス インデックスを「WIN SCORE SHARE」を使用して計測した。プロセッサが7.9、メモリが7.9、グラフィックスが8.3、ゲーム用グラフィックスが8.3、プライマリディスクが8.1という結果だった。プロセッサ、メモリ、グラフィックスは悪くない数値だ。

 また、プライマリディスクは240GB SSDのため好スコアを記録している。通常モデルは120GB SSDのため、多少数値は落ちるだろう。また、Steamのゲームデータなど多めにダウンロードしたい場合は、1TB HDDを追加することをオススメする。「PCMark 8」では、「Home accelerated」は4653という結果だった。

「WIN SCORE SHARE」の結果

「PCMark 8」の結果

 総合的な3D性能を計測する「3DMark」では、DirectX 11相当の性能を計測する「Fire Strike」が6120、DirectX 10相当の「Sky Diver」が1万759、「Cloud Gate」が1万5170という結果だった。海外の大作ゲームを最高グラフィックてプレーするのは厳しいかもしれないが、ある程度のゲームであれば快適にプレーできるだろう。

「3DMark」の結果

 ゲーム系のベンチマークでは、「ドラゴンズドグマ オンライン」ベンチマークを1920×1080ドット/最高品質で計測。結果は8260(とても快適)だった。 また、「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、1920×1080ドット、最高品質で8999(非常に快適)という結果に。日本の大型MMORPGなどは最高のグラフィックで快適に楽しむことができそうだ。

「ドラゴンズドグマ オンライン」ベンチマーク

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」

フルタワーやミドルタワーを置く場所がない
でも快適にゲームをプレーしたいならC-Classがオススメ!

ゲーミングデスクトップが欲しくても置く場所に困っている人にオススメ!

 Lev-C000-LCi5-RMVはコンパクトながら拡張性や静音性にも妥協がない、1人暮らしで部屋が広くない私にとってとても魅力的なマシンだ。また、パソコン工房のウェブ通販サイトでのC-Classのラインアップは、GeForce GTX 980Tiを搭載する超ハイスペックな機種なども用意されているほか、BTOで各種カスタマイズも可能となっている。プレーしたいゲームやお財布の中身を考えて、理想的な1台を手に入れてほしい。

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