3DMarkのスコアーは約5.8倍に!
まずは3Dグラフィック性能を測る定番のベンチマークとして、『3DMark』を使ったテストで比較。Core i5-430M搭載PCのグラフィック(Intel HD Graphics)がDirectX 10までの対応となるため“Cloud Gate”でのスコアーで比較してみると、その差は一目瞭然。最新のCore i5-6200U搭載PCでは、Core i5-430Mを採用する5年前のノートPCと比べて約5.8倍ものスコアーを叩き出す結果となった。Core i5-6200U内蔵GPUが最新のIntel HD Graphics 520に進化しているのが大きな要因だが、ビデオメモリーに使うメインメモリーの速度もPC3-8500からPC3L-12800に向上しているのも関係している。ちなみに、グラフィックがIntel HD Graphics 5500のCore i5-5200U搭載PCでも5年前のノートPCと比べれば約5.4倍と圧勝している。
FFXIVベンチマークでも大きく上昇
DirectX 9での評価は、Core i5-430M搭載PCではかろうじて標準品質で1000を超え、「設定変更が必要」という評価でゲームをプレイするのはまず難しいレベル。これに対し、Core i5-6200U搭載PCは標準品質で2500を超え、評価は「やや快適」と問題なくプレイできるほどに高速化している。さらに高品質設定でも1906と高いスコアーとなった。1世代前のCore i5-5200U搭載PCは一歩劣るものの、標準品質で2448というスコアーは十分にプレイ可能なレベルだろう。
CPUの内蔵GPUの性能は弱いと言われてきたが、5年間でこれほどの性能アップがあったというのだから驚きだ。DirectX 11対応ゲームも動き、1280×720ドットで画質設定を手加減すれば、軽めの3Dゲームなら十分遊べる性能を備えるまでに進化していることがわかった。