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ズバッと解決! Windows 10探偵団 第30回

あわてずに「アプリパスワード」を生成しよう

えっ、2段階認証にしたらOffice2010が利用できない……!?

2015年11月09日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 イラスト●てりィ’S Factory 編集●E島/ASCII.jp

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 Windows 10の最新情報を常にウォッチしている探偵・ヤナギヤが、Windows 10にまつわるギモンに答える本連載。

 基本技から裏技・神技、最新ビルドのInsider Previewの情報まで、ドド~ンと紹介します。

Microsoftアカウントの設定画面から「セキュリティとプライバシー」を開き、「アプリパスワード」→「新しいアプリパスワードの作成」をクリックする

調査報告
2段階認証にしたら、Office2010など利用できないアプリが……!

 「第26回 マイクロソフトアカウントのセキュリティを強固にしたい」で紹介した2段階認証を設定すると、一部のサービスやアプリが使えなくなる。2段階認証システムに対応していないため、従来のパスワードを受け付けなくなるのだ。例えば、古いWindows PhoneやXbox 360をはじめ、iPhoneやAndroid端末でOutlook.comのメールを同期しようとしたり、Office 2010を使う場合などが考えられる。

アプリパスワードが表示される

 そんな時は、アプリパスワードを生成する。マイクロソフトアカウントの設定画面で、アプリやサービスを利用するための専用パスワードを発行するのだ。まず、「設定」から「アカウント」を開き、「お使いのアカウント」の「Microsoftアカウントの管理」をクリックする。すると、ブラウザーで設定画面が開くので、「セキュリティとプライバシー」を開き、「アプリパスワード」→「新しいアプリパスワードの作成」をクリックすると、アプリパスワードが表示される。

通常のパスワードがはじかれる時に利用する。画面はiPhoneでOutlook.comメールを追加しようとしているところ

 例えば、iPhoneやAndroidではOutlook.comのメールを設定する際の2段階認証に対応していない。そこでパスワードにアプリパスワードを入力するのだ。従来のパスワードのように、あっけなく認証される。質問のOffice 2010でウェブにファイルを保存する際はマイクロソフトアカウントでのサインインが必要になる。「ファイル」→「保存して送信」→「Webに保存」→サインイン」を開いたら、アプリパスワードを取得して入力すればいい。


これでズバッと解決!

 マイクロソフトアカウントの設定画面でアプリパスワードを発行して、パスワードの代わりに利用できる。


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