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飛行前に発見! 丸紅情報システムズがドローン検知システムを販売

2015年11月06日 09時00分更新

文● 南田ゴウ

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 丸紅情報システムズ(MSYS)は2016年1月から、米Drone labs社と日本国内における独占販売代理店および全世界における販売代理店契約を締結。同社のドローン検出器「ドローン・ディテクター」の販売を開始する。同システムは通信電波とGPS検知により、飛行前のドローンも検知できるのが特徴。

米Drone Labs社の「ドローン・ディテクター」

 「ドローン・ディテクター」は電波検知、GPS検知、音検知によりデータベースをもとにドローンの接近を検知する複合型ドローン検知システム。ドローンが飛行を開始するまででも検知可能範囲なら、電源を入れてドローンと送信機との間で通信が開始された時点から検知可能。電波の発生方向を判別してドローンの飛来方向を検知できる。

 GPS検知ではドローンと通信機のGPS情報(緯度、経度、高度)を取得。送信機のGPS情報により操縦者の位置の特定も可能。検知距離に関しては、Drone Labs社の実装実験では最大約1キロメートル範囲までの検知実績がある。

 検知に必要なドローンのデータベースには、現在世界中で普及しているドローンの約90%を登録済み。Drone Labsはカメラによるビデオ検知、赤外線センサーによるサーマル検知、レーダー検知機能の開発を計画しており、MSYSは広域監視のため複数のドローン・ディテクターを分散配置してひとつの地図上で一元管理する統合監視ソフトを開発する予定。


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