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Skylakeで6GHz超え! 「極冷OCイベント」をツクモで開催

2015年10月18日 19時00分更新

文● 山県 編集●北村/ASCII.jp

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 ツクモパソコン本店4Fの特設会場で、GIGABYTEとリンクスインターナショナル主催による「極冷OC指南イベント」が開催された。

ツクモパソコン本店で開催された「極冷OC指南イベント」プロオーバークロッカーの清水貴裕氏が液体窒素を使った極冷を実演

 これは、GIGABYTEのオーバークロックマザーボード「GA-Z170X-SOC Force」の発売を記念して行なわれたもので、プロオーバークロッカーの清水貴裕氏をゲストに迎え、液体窒素を使った極冷オーバークロックを実演した。

使用したのは殻割りした「Core i7-6700K」。限界まで性能を引き出すために、純正のグリスを拭き取り、極冷に耐えられるCPUグリスに塗り替える
使用したグリスは清水氏イチオシの「Thermal Grizzly Kryonaut」。12.5W/m・kという高い熱伝導率を誇り、極冷時でもひび割れが発生しにくいという「Thermal Grizzly Kryonaut」には、ゴム製のヘラが付属するため、非常に塗布しやすいうえ、手を汚さずに済むので便利
ヒートスプレッダを被せ、CPUグリスを厚めに塗る極冷用のカップを取り付けて準備完了

 イベントでは、Skylakeこと「Core i7-6700K」をオーバークロック。マシンをセッティングしながら、液体窒素でCPUをマイナス100度近くまで冷やすのは、低温環境下で電気抵抗をゼロにする「超電導」の状態に近づけるためで、CPUの発熱を逃がすのが目的ではないと清水氏は説明した。

清水氏が語る、GIGABYTE製マザーボード「GA-Z170X-SOC Force」の特徴

 マシンが冷えたところで、定格4GHzの「Core i7-6700K」を、まずは5.4GHzにオーバークロック。この時のCINEBENCHのスコアは1199。すこしずつクロックと電圧を上げていき、イベントでの自己ベスト記録である5.8GHzに挑戦。結果、CINEBENCHが1281で完走。さらに上のクロックを試すことになった。

オーバークロック時に活用するボタンがマザーボード上に並んでいる。このOC TOUCHが非常に便利と清水氏が絶賛。実際にOC実演中も、これらのボタンをフル活用していた

 ここからは清水氏も、競技さながらの真剣な眼差しでオーバークロックに挑む。5.9GHz、6GHzとクロックを上げていき、最終的に電圧を1.8Vに設定し、6.1GHzでの動作に成功した。この時のCINEBENCHのスコアは1336だった。

定格4GHzの「Core i7-6700K」を、6.1GHzまでオーバークロック! 限界に挑めたのは、事前にメモリーの設定をカツカツにチューニングしてきたからとのこと(CPU-Zが電圧の値を取得できていないため写真の数値がおかしいが、電圧は1.8Vに設定)

 次に6.2GHzに挑むものの、すでにオーバークロックの設定は限界にまで達していた。というのも、Skylakeは電圧を1.9V以上にできないため、これ以上の記録に挑戦するなら電気抵抗を下げるためにCPU温度を下げるしかない。

 ところが、この時点でCPU温度はマイナス170度。これ以上冷やすと、凝固したグリスがパキッと割れて急激に熱が伝わらなくので、温度もこれ以上下げられない。

真剣な眼差しでCPU温度をチェックしつつ、液体窒素の量を微調整する清水氏。液体窒素を入れ過ぎるとCPUグリスが割れてしまうし、入れないと温度が上昇して電気抵抗が増してしまう。まさに職人芸!

 つまりこれ以上、電圧も温度も変えられないのだ。そこで、電圧1.8V、マイナス170度での6.2GHz駆動に挑戦してみたが、あえなくPCがフリーズしてオーバークロックデモは終了した。

 6.2GHzは達成できなかったものの、イベントにおける自己記録を大きく更新し、大満足の清水氏。ここまで限界に挑戦できたのも、GIGABYTE製マザーボード「GA-Z170X-SOC Force」の耐久性が高いうえ、極冷の設定と作業性が向上したからだという。

イベントにおける自己記録を大きく更新し、大満足の清水氏。このイベントをきっかけに極冷に足を踏み入れる人が増えるとうれしい、と満面の笑みで語ってくれた

 イベント終了後に「記録に挑戦するのは楽しい。このイベントをきっかけに極冷に足を踏み入れる人が増えるとうれしい」と清水氏は語ってくれた。

【取材協力】

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