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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 ― 第144回

isaiにAQUOS、5.5型以上のスマホのバッテリーを比較する

2015年10月19日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII.jp

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 ディスプレーのサイズが5.5型以上というAQUOS ZETA、isai vivid、AQUOS Xxの3機種を比較してきたスマホ定点観測。4回目となる最後はスタミナ比較を行なう。バッテリー容量は3000mAhで並んでおり電池持ちは良さそうだがその結果は? さらに各機種の独自機能にどんなこだわりがあるのか?

AQUOS ZETAisai vididAQUOS Xx

isai vividが優勢のまま最終決戦
スタミナに定評あるAQUOS有利か?

 もう型落ちになってしまったが、5.5型以上の夏モデルの中から、NTTドコモ「AQUOS ZETA SH-03G」、au「isai vivid LGV32」、ソフトバンク「AQUOS Xx」を取り上げ比較をしてきた。

 その結果スペック&料金(関連記事)、ベンチマークや通信速度を含むスピードチェック(関連記事)、カメラ(関連記事)と3回連続でisai vividが勝ち続けるという予想外の展開となっている。無論個々の比較項目を見ればAQUOSの2機種がリードしている部分もあるのだが、それ以上にisai vividが平均的に強く、優勢は動かしがたい。

 しかし、今回はスタミナチェック。これまでの例では、AQUOSの得意分野と言える。ここで一矢報いる姿を見せてくれるのを期待したい。まずはスペックのおさらいから。

  ドコモ
「AQUOS ZETA
SH-03G」
au
「isai vivid
LGV32」
ソフトバンク
「AQUOS Xx」
メーカー シャープ LG シャープ
本体サイズ 約76×141×8.3mm 約76×150×10.3mm 約79×146×8.7mm
重量 約150g 約150g 約168g
画面サイズ 5.5型 5.5型 5.7型
画面解像度 1080×1920ドット 1440×2560ドット 1080×1920ドット
OS Android 5.0.2 Android 5.1 Android 5.0.2
CPU オクタコア
2.0GHz+1.5GHz
ヘキサコア
2.1GHz×2
+1.4GHz×4
オクタコア
2.0GHz+1.5GHz
ROM/RAM 32GB/3GB 32GB/3GB 32GB/3GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDXC(128GB)
下り最大通信速度 225Mbps 225Mbps 187.5Mbps
4G対応周波数帯 2GHz、1.7GHz、
1.5GHz、800MHz、
700MHz
2GHz、1.7GHz、
800MHz、700MHz、
2.5GHz(WiMAX 2+)
2GHz、1.7GHz、
900MHz、2.5GHz(AXGP)
キャリアアグリゲーション
VoLTE
連続通話時間 1230分 1300分 1300分
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
テザリング
カメラ画素数 1310万画素 1600万画素 1310万画素
インカメラ 210万画素 210万画素 210万画素
防水/防塵 IPX5/IPX7/
×
IPX5/IPX7/
IP6X
IPX5/IPX7/
×
ワンセグ連続視聴 8時間10分 5時間50分 9時間
フルセグ連続視聴 6時間 5時間10分 6時間
FeliCa
赤外線通信 × × ×
NFC
Bluetooth 4.1 4.1 4.1
MHL(HDMI) × × ×
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM nanoSIM
バッテリー容量 3000mAh 3000mAh 3000mAh
Qi × × ×
カラバリ Red、Black、White シャンパン、ホワイト、ブラック アンバーブラック、ホワイト、レッド

 当然まずチェックするのが、バッテリー容量。3機種とも3000mAhで並んでおり十分なサイズだ。もっとも画面サイズが5.5型以上、本体も大きめであることを考えると3000mAhでは普通、いや意外に少ないという印象を抱く人もいそうだ。

 そのディスプレーではAQUOS ZETAとisai vividが5.5型。前者は省エネ性能に優れているというIGZO。一方の後者は高精細なWQHDだが、これはバッテリー面では不利かも。

 そしてAQUOS Xxは5.7型と画面サイズが大きく、IGZOではなく従来シリーズと同じS-CGシリコン液晶を採用。この点が不利になりそうだが、どうだろうか。

YouTubeの2時間連続再生では
AQUOS ZETA、isai vividが並ぶ

 まず最初のスタミナテストはYouTubeの動画を2時間延々と再生しつづけるテスト。3機種とも満充電で同時に再生をスタート。筆者宅のWi-Fiに接続し、音量は中くらいに手動設定、画面の明るさは自動調整に任せる。

 GPSは有効にし、Bluetoothは無効。他の設定は基本的に初期設定のままだが、Googleアカウントは同一のものでサインイン。またバッテリーの消費経過はアプリの「Battery Mix」を使用してチェックする。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
2時間視聴後の
バッテリー残量
62% 62% 54%

 AQUOS ZETAとisai vividが残量62%で並んだ。これまでのスマホの中でも平均的でスタミナに強い印象はないのだが、画面が大きく消費電力が大きいことを考えれば健闘したとも言える。ただ、AQUOS Xxは残量54%とかなり減っている。やはり1機種だけ5.7型というのが響いたかもしれない。

カメラ、Kindle、マップの連続使用
AQUOS Xxの結果が逆転する!

 続いて複数の機能を連続で使っていき、電池の消費経過を見る。設定は動画の2時間連続再生時と同じ。

 まずカメラで静止画を50枚撮影、次に動画を10分撮影する。次にアプリの「Kindle」をインストールし、電子コミックを1冊それぞれのスマホで読む。さらに読み終えたらそのまま外出し、ナビ機能を使いながらマップを表示、30分目的地まで歩く。

  AQUOS ZETA isai vivid AQUOS Xx
カメラ撮影後 100% 97% 100%
電子書籍1冊 92% 84% 93%
マップGPS30分 74% 65% 79%

 ここで強かったのが今度はAQUOS Xx。先ほどのテストとは逆転した。カメラの使用後は残量が100%のまま。Kindleを読み終えたときに単独トップ。マップを見ながらの30分を終えると、AQUOS ZETAに5%の差をつけて残量79%となっている。

 ただしAQUOS Xxは温度が上昇したため、マップテスト中に画面の明るさを抑える警告が表示されたのが気になる点。

 続くのはAQUOS ZETA。カメラ撮影終了時点ではAQUOS Xxと並んでいたが、その後少しずつ差が広がっていく。スペックやUIに小さな違いもあってか、IGZO液晶だからと言って、常にS-CG液晶に勝つとも限らないようだ。またこちらはマップテスト終了時点でも、温度上昇についての警告表示はでなかった。

 isai vividはカメラ終了時点から遅れをとり、Kindleの読了時点で電池残量が8~9%差。さらにマップの終了後は9~14%差に広がっている。ただしisai vividはKindleアプリのインストール時に勝手に再起動が発生。これでバッテリーを消費している可能性もある。また本機でもマップテスト時に高温による再起動の警告が表示された(実際に再起動する前にテストが終了)。

 なお警告が2機種で出たように、残暑の季節でのテストということもあって、3機種ともテスト終了時は本体がかなり熱く、手で持つのはためらわれるほどだった点は付け加えておきたい。

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