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『角川インターネット講座』(全15巻)応援企画 ― 第4回

『角川インターネット講座』、最新の15巻が発売!

活弁士・山崎バニラさんにきいた「インターネット、今昔」

2015年10月28日 18時00分更新

文● ナベコ

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日本のインターネットの父、村井純氏曰く
「インターネット前提社会が到来している」

AIに仕事すら奪われるかもしれない
戦争の手段にだってなりうる

けれども、国境すら必要としない世界は
未来を加速させ、利益を生み出し
歴史となるだろう

角川インターネット講座PV「インターネット、今昔」字幕抜粋』

インターネットの問題点、そして希望とは!

 インターネットをテーマにし、村井純氏をはじめ三木谷浩史氏、川上量生氏ら、各界のトップランナーが監修に携わるシリーズ書籍『角川インターネット講座』の最終巻である15巻がついに刊行された。これを記念して作成されたプロモーション動画がおもしろい。

 「インターネット、今昔」と題して、インターネットが社会に与えた影響が各巻ごとにワンフレーズで語られる。演出は無声映画風。各巻の監修者の顔写真がレトロなタッチの画面に登場し、活弁士、山崎バニラさんが声を吹き込んでいる。

 動画を見ていただけただろうか。

 “インターネット前提社会”にいる私たちは、友人と対面せずともLINEでやりとりしたり、新聞ではなくネットのニュースで情報を収集したり、かつてはなかったツールを生活に取り入れている。便利な一方、「AIに仕事すら奪われるかもしれない」、「戦争の手段にだってなりうる」といった数々のトラブルの要素を孕んでいることを認識しなくてはいけない。

 この社会で勝ち抜くためにはどうしたらいいか?

  『角川インターネット講座』では、各巻ごとに“インターネットの基礎”、“ネットを支えるオープンソース”、“デジタル時代の知識創造”などテーマにそって、インターネットが与えてくれた恩恵と問題性を指摘し、社会の中で舵取りするヒントを与えてくれる。ネット社会で実際に働く人の道しるべになるだろう。

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山崎バニラもインターネットの恩恵を受けていた

 プロモーション動画の声を担当する山崎バニラさんは、パソコンの自作にも取り組み、かつて週刊アスキーの連載でデジタル製品を扱っていたほどテクノロジーやネットに関心が高い。そんなバニラさんは『角川インターネット講座』をどう思うか。動画の収録現場ににお邪魔できたので突撃インタビューさせていただいた。

活弁士・山崎バニラさん。収録時は地毛の黒髪で登場。

――動画のできについてどう思いましたか?

山崎バニラ:思っていた以上の音楽と映像で、とても感動しました! 打ち合わせでは大正琴の演奏も音に被せて入れようという案も出ていましたが、音楽がとても素晴らしいできなので、楽器を入れず聴いてもらうことになりました。後半部分はテンポを上げ、「歴史になるだろう」の部分に向けて盛り上げるようにしましたが、声を入れるときも気持ちが良かったです。

――喋りで注意した点はありましたか?

山崎バニラ:「嫌儲(いやんもう)」という単語があったのですが、嫌儲って始めて口にして読んだので、読み方はどうか、アクセントはどうかと戸惑いました。読みでいうと、“けんもう”、“けんちょ”というのもあるのですが、あえて“いやんもう”としています。これは目では読んでいても、声に出して読む人、なかなかいないと思います。

――わずか数テイクで完璧となりましたが、かなり早く収録が終わりましたね!

山崎バニラ:今回、映像と音楽を前もっていただけたので、DTM(自宅レコーディング)で仮ナレーションを撮って先にお渡したり、前もって練習や準備がかなりできたと思います。本番では監督の指示に従って、テンポやちょっとしたアクセントの調整だけで済みました。実をいうとこういう作業も、音声データを無料サーバーにアップしてメールで送ったりと、インターネットがあるからこそスムーズにできるのですよね。

――バニラさんはDTM機材や自作パソコンを使いこなされ、属性はかなり“ギーク”に近いと思うのです、活弁士という職業はデジタルと結びつくのですか?

山崎バニラ:活弁士は、アナログな生活をしていると思われがちなのですが、自分でアニメをつくって喋っている人もいるし、私みたいに自分で動画編集をしてライブで流す人もいるので、パソコンに強い人は多いです。また活弁士はとても調べ物が多いので、インターネットを活用する場合もあります。もちろん内容的に書籍じゃないと向かないものも多いのですが。

プロフィール:山崎バニラ

活弁士。「ヘリウムボイス」などと表現される独特の声の魅力を武器に、大正琴とピアノを弾き語る独自の芸風を確立。全国で活弁ライブを開催している。声優としてもアニメ『ドラえもん』のジャイ子役、『妖怪ウォッチ』キン役、NHK-BSプレミアム『ワラッチャオ!』キャサリン役など出演作多数。12月20日には、和歌山県の上富田文化会館文化ホールで『山崎バニラの活弁大絵巻 in Kamitonda』を開催予定。

山崎バニラが感じたインターネット今昔

――バニラさんも『角川インターネット講座』を読まれているそうですか、自身の「インターネット、今昔」とふまえてどう思いましたか?

山崎バニラ:第10巻の“第三の産業革命”というのがとても興味深かったです。以前は効果音って家電量販店で買うのが一般的だったのに、今は商業利用ができてクレジットもいらない効果音がインターネット上にたくさんあるんですよね。

――無料のコンテンツはここ数年でも軒並み増えてますもんね。

山崎バニラ:私自身、そうやって無料で配布されている効果音を利用して動画をつくったりしているのですが、有料のものが無料になっていくと、今後、どうやってお金が回っていくかというのが気になります。自分の仕事にもつながるところがあって、活弁士はすでに仕事がないものと思われてしまうこともありますが、今後本当になくなっちゃったら、その時どうしたらいいか、などを考えさせられ勉強になりました。

――仕事全体が少なくなるかもしれないというのはおそろしい可能性ですが、直視することで打開策が浮かんできますね。

山崎バニラ:そうですね。なので『角川インターネット講座』は、インターネット社会で実際に働いている人もそうですけど、高校生や大学生にもいいんじゃないかと思いました。全巻をとおして、例えば、葛飾北斎、三島由紀夫など、一見インターネットに関係ない歴史上の有名人も登場するので、文系の人も面白く読めて、それでいて理系の人にも読みごたえがあります。これからどんな仕事に就く人にも必ずためになるはずです。

知られざる(?)かつらのひ・み・つ

――ところで、失礼ですが今日は金髪のかつらではないのですね。

山崎バニラ:かつらと着物は正装です。今日も正装で収録にのぞもうか迷ったのですが、地毛と洋服というのも声の職人のようでいいかなと思い、地毛にしました。最近は、活弁ライブでも金髪と地毛、両方で登場するようにしています。

山崎バニラさんというと金髪のかつらに着物姿が印象的だが。

※観光大使を務める宮城県白石市の白石市民春まつりにて

――地毛でもライブに出演されているとは、意外でした!どのように使いわけているんですか?

山崎バニラ:活弁ライブだと、前半は大正琴の弾き語り、後半はピアノの弾き語りということが多いので、前半の正装から休憩中に早着替えして、後半は地毛と洋服で出ることが多いです。ライブ中に地毛に変わると、お客さんに笑ってもらえることに気が付きました(笑)。

――髪色が変わったら、お客さん、びっくりすると思います!

山崎バニラ:休憩を挟んで、黒髪に変わってステージに上がると、最初は気がつかれないんですよ。スタッフの方がマイクを置きに来たと思うんですよね。そこで「あらためまして山崎バニラです」と話すと、ドッと湧いて(笑)。楽器を弾きながらの活弁は体力をとても消耗するので、かつらを取って洋服になると楽になるという効果もありますね。

――なるほど。髪色を変えることでライブのアクセントになるし、一挙両得なんですね!

 金髪も黒髪姿もチャーミングな山崎バニラさんもおススメの『角川インターネット講座』。最新の『第15巻 ネットで進化する人類』(伊藤穰一監修)も発売中だ!

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角川インターネット講座

バニラさんの声をもっと聴きたい人へ、次回の『活弁大絵巻』は12月20日

 山崎バニラさんの最新ライブ『山崎バニラの活弁大絵巻』は、12月20日和歌山県・上富田文化会館で開催。入場料は前売り2000円で、チケットをただ今販売中。チャーミングなバニラさんの語りを聴きに行こう!

山崎バニラの活弁大絵巻 in Kamitonda

【主催】上富田町・上富田町教育委員会
【開催日時】2015年12月20日(日)14:00開場 14:30開演
【チケット】当日2500円(前売2000円)
【開催場所】上富田文化会館文化ホール
(住所:和歌山県西牟婁郡上富田町朝来758番地の1)

【演目】
『ロイドの要心無用』アメリカ/1923年/67分 ピアノ弾き語り
『弥次喜多 岡崎猫退治』日本/1937年/14 分 大正琴弾き語り
『活動写真 いまむかし』日本/2011年/13 分 自作動画

【問い合わせ】
上富田文化会館(電話:0739-47-5930)、紀南文化会館(電話:0739-25-3033)

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