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DSD11.2MHzにも対応、「DP-X1」「XDP-100R」はモリモリスペックで登場(更新版)

2015年10月14日 19時43分更新

文● 小林 久/ASCII.jp

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右は声優でオーディオ機器も大好きという小野賢章さん、左は司会を務めたニコニコ動画などでおなじみのネットタレント百花繚乱さん、中央がオンキヨー&パイオニアイノベーションズ代表取締役社長の宮城謙二氏。

 オンキヨー&パイオニアイノベーションは10月14日、Androidベースのハイレゾ再生対応プレーヤー「DP-X1」「XDP-100R」などを含む、ポータブルオーディオ、ヘッドフォン、Bluetoothスピーカーなどの新製品を発表した。発表会記事はこちら

DP-X1XDP-100R

 DP-X1とXDP-100Rは9月にドイツで開催されたIFA 2015で発表された製品(関連記事)で、基本設計が共通化されている。XDP-100Rはパイオニアブランドでガジェット好きやエンタメに関心が高い層を想定。予想実売価格は6万円前後(税別)。DP-X1はオンキヨーブランドでより音質を追求するオーディオファンを想定している。予想実売価格は7万円前後(税別)。

かなり充実した機能を持ちつつ、比較的入手しやすい価格

 DP-X1はESS製のDACチップ「ES9018K2M」を2基独立で使用。アンプICもESS製の「9601K」を2基使用しており、2.5mm4極端子を介したバランス駆動に対応する。

 9601Kは2ch出力に対応しており、1個でもステレオ再生ができるチップだが、これを左チャンネル用と右チャンネル用で別々に使うと、左右のGNDが独立し、相互の干渉による揺らぎを抑制できる。これがより正確で、音のにごりがなく、立ち上がりも速い再生につながるわけだ。

 上記は一般的なバランス駆動の利点である。さらにDP-X1が面白いのは、一般的なBTL接続による駆動、つまり一方に正相、もう一方に逆相の信号を入れて倍の出力を得るだけでなく、「Active Control GND駆動」という正相の信号と0Vの信号を入れる方法で、より強固にGNDを安定化できる点だ。GNDの安定化は音質の向上に強く影響するので、興味深い技術と言える。

2種類のバランス駆動に対応したDP-X1

 XDP-100Rはアルミ削り出しの本体にスピーカーを内蔵。パイオニアブランドとしては初のハイレゾ対応ポータブルプレーヤーとなる。取っ手のような独特な形状のバンパーを装着できることに加えて、シルバーとブラックのカラーバリエーションも用意する。内部基板など基本的な設計はDP-X1を踏襲しているが、DACおよびアンプICは各1機となる。なお、上下のバンパーは取り外し可能で、ケーブルや端子への負荷を低減できる。

 両機種ともに、32GBの内蔵ストレージに加え、2系統のカードスロット(128MB×2)を持ち、最大288GBの容量が得られ、最大11.2MHzのDSDや最大384kHz/24bitのPCMなど最新の配信フォーマットに対応する。Androidベースで開発することで、パソコンを介さず、専用ダウンローダーからハイレゾ楽曲を購入/ダウンロードしたり、Google Playからアプリを落とし、ストリーミング系音楽配信サービスや動画再生などに柔軟に対応できるといった拡張性を得ている。対応機器に対してWi-Fi Dirctで192kHz/24bitまでの無線出力ができるPlayThruに後日アップデート予定であるほか、Bluetooth(aptX対応)接続にも対応する。

 このほかヘッドフォン出力近くのアナログ回路とスイッチング電源回路の間に広いスペースを取って干渉を減らすとともに、CPUなどを置いたデジタル回路用の基板を別として高周波ノイズを防ぐといった配慮も盛り込んでいる。

DP-X1の基板。XDP-100RはDACとアンプが1系統になるが、回路のレイアウトやデジタル回路用とアナログ回路用が独立した基板など設計思想は同様。

 ディスプレーサイズは4.7型(解像度1280×720ドット)。パソコンとの接続には専用アプリの「X-DAP Link」を使用する。なお、後日のアップデートで英メリディアンの最新ロスレスフォーマットMQAに対応する見込み。本体サイズはDP-X1が幅129×奥行き75.9×高さ12.7mm/203g、幅128.9×奥行き75.9×高さ13mm/198g。バッテリー駆動時間は96kHz/24bitのFLACファイル再生時で16時間程度(アンバランス駆動時)。

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