このページの本文へ

スマホでついつい買いたくなるECサイトのページ設計

2015年10月19日 10時59分更新

文●株式会社いつも.

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

「売れるECサイト」は何をやっているのか? 7000社超のEC支援実績を持つ「いつも.」のコンサルタントが、売上アップに欠かせない戦略・戦術・施策をまとめた書籍ECサイト[新]売上アップの鉄則119 オムニチャネル時代の集客から接客までから、現場ですぐに使えるノウハウを厳選して紹介します。

スマートフォンサイトは、お客さまの利用シーンやスマートフォンの操作性を想定して作り込むことが重要です。トップページからの誘導が集中する特集ページやカテゴリーページを工夫し、写真や動画で商品の魅力を訴求します。

集客一番の特集・カテゴリーページ

タッチパネル操作が主流のスマートフォンは、リンクをタップするよりもスクロール操作が簡単です。そのため、1人あたりの閲覧ページ数は少ない傾向にあります。トップページから特集ページやカテゴリーページへ集中的に誘導するとともに、特集ページの内容を充実させて滞在時間を延ばします。リピーターが多く、ちょっとしたすきま時間に訪れるお客さまも多いので、2週間に1回をめどに新商品を追加してページを更新します。

特集ページやカテゴリーページは、商品ページへの入口となる場所ですので、特に写真に気を配ります。小さな画面でも商品を認識できるようにし、「送料無料」「新着」などのおすすめポイントを目立たせます。モールの場合、モール内検索やランキングページで競合他社の商品と並んで表示されるので、サムネイルにポイントを書いておくとアイキャッチになります。

写真と動画でビジュアル訴求

商品ページはお客さまが購入を決める最後のページなので、PCサイト同様、写真やテキストを使って商品の特徴をしっかりと説明します。

特に大切なのは、写真と動画の活用です。小さな画面で細かい文字をしっかり読み込むのは困難なので、ビジュアル重視で訴求します。写真は最低でも5枚、アパレルならさまざまな角度から撮影して10枚以上掲載し、スライドショーなどの機能を活用して見やすく掲載しましょう。すきま時間に暇つぶしで見られることを想定し、スマートフォンと相性のいい短い動画を用意することで、商品への関心を高めることができます。

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています