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「iPad Pro」「iPad mini 4」が欲しくなる!? iPad向けのiOS 9新機能に迫る!

2015年10月12日 11時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax)、編集●ハイサイ比嘉

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 「iOS 9」における大きな変化は、iPhoneとiPadで異なる仕様が出てきたことだ。これまでは一部表示方法が異なる程度で基本的に同一仕様で、たとえばiPhoneユーザーがiPadを使っても操作面で迷う場面はほとんどなかった。しかし、iOS 9ではそれが大きく変わる可能性がある。発表イベントを見た方なら、11月発売予定の12.9型「iPad Pro」で特にその変化が出るだろうと感じているハズだ。

 そこで、「iPad Air 2」にiOS 9をインストールし、具体的にどのように変化したのかチェックしてみた。「iPad mini 4」がほしいと考えている人にも非常に参考になるはずだ。

「iPad Air 2」でiOS 9へのアップデートを実行してみたところ、ファイルサイズは1.1GBと表示された

まずは「iPad」向けの機能概要と対応機種

 iPhoneで追加されたiOS 9の新機能は、すべてiPadでも使用できる。しかし、「Slide Over」「Split View」「ピクチャ・イン・ピクチャ」の3機能は、iPadのみで使用可能だ。さらに、現時点でフル対応しているのは、「iPad Air 2」「iPad mini 4」の2機種のみ。「Slide Over」と「ピクチャ・イン・ピクチャ」は、iPad AirやiPad mini 2までとなっている。

「Slide Over」「Split View」「ピクチャ・イン・ピクチャ」はの3機能は、iPadのみで使用可能だ。現時点でフル対応しているのは、「iPad Air 2」「iPad mini 4」の2機種のみ

12.9型「iPad Pro」。第3世代64bitプロセッサー「A9X」搭載

現時点で「Slide Over」「Split View」「ピクチャ・イン・ピクチャ」に対応するのは、9.7型「iPad Air 2」、7.9型「iPad mini 4」のみ。「iPad Air 2」はCPUとして第2世代の「A8X」、「iPad mini 4」も同じく第2世代の「A8」を搭載

「Slide Over」と「ピクチャ・イン・ピクチャ」は、9.7型「iPad Air」や7.9型「iPad mini 2」までの対応。「iPad Air」「iPad mini 2」とも第1世代の「A7」を搭載しているため、単純にSoC性能的に決められた感がある

 機能の概要からみると「Slide Over」「Split View」は画面分割機能で、「ピクチャ・イン・ピクチャ」は動画をミニウィンドウで表示する機能だ。いずれもマルチタスクキングを強化したもので、これまでシングルタスク前提だった作りから脱却した形だ。

 特に「Slide Over」「Split View」は、例えばSNSなどを見ながらウェブブラウズといったことが可能になり、アプリをわざわざ切り替える必要がない。

 Windowsタブレット、もしくはSamsung製Androidタブ「Galaxy Tab S」などを操作した経験があるなら、ようやくといった印象は強いだろう。またSurface登場時にiPadでも画面分割できたらいいのにと思った人も多いハズだ。

 とはいえ、Appleの場合、枯れた機能をキレイにまとめてきた背景も強いので、そのあたりのお約束は無視して、素直にいい機能だと思っていい。

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