このページの本文へ

CVRがぐんぐん上がる!商材別EC動画活用法まとめ

2015年10月13日 10時59分更新

文●株式会社いつも.

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

「売れるECサイト」は何をやっているのか? 7000社超のEC支援実績を持つ「いつも.」のコンサルタントが、売上アップに欠かせない戦略・戦術・施策をまとめた書籍ECサイト[新]売上アップの鉄則119 オムニチャネル時代の集客から接客までから、現場ですぐに使えるノウハウを厳選して紹介します。

人気ECサイトは長年、写真と文字で繰り返し商品の魅力を訴える「長いページ」作りに取り組んできましたが、今後は動画にシフトするでしょう。動画の活用で購入率が1.5〜2倍になるECサイトも出始めています。

アパレルは購入後のイメージ、家電は使い方動画

スマートフォンの普及に伴い、場所や時間にとらわれず気軽に動画を楽しめるようになりました。ビジネスシーンでの活用も急速に進んでおり、動画コンテンツを掲載するECサイトも増えています。

動画は、商品に少しでも興味を持っている人にとっては有益なものです。動画のメリットの1つに滞在時間の伸長があります。滞在時間が伸びれば、サイト内での検討時間が増え、購入率が上がる好循環を生み出します。実際、動画を活用して購入率が1.5〜2倍にアップする事例もあります。

動画の内容は、商材によって異なります。アパレルなら、購入後のイメージが中心になります。モデルが商品を着てぐるっと一周するだけでも、角度による見た目の違いやプリーツの度合いなどが確認できますし、着用時のイメージがしやすくなります。できるだけ同じ(または少人数の)モデルを使い、モデルの身長や体型を知らせれば、よりわかりやすいでしょう。

家電やDIY関連商品なら、機能や使い方、組み立て方を説明する内容がいいでしょう。ホームセンターや量販店の店頭をイメージしたときに、販売員や説明パネルによって売上が上がる商品なら、「使い方動画」が適しています。

食品なら、美味しさはもちろん、安心感や信頼感を伝える内容にしましょう。野菜やお茶を売っているサイトであれば、農園をバックに生産者のインタビューを撮れば、安心感を与えられるでしょう。

スタジオ撮影よりもスマートフォンで

動画といっても、無理にお金をかけてスタジオで撮影する必要はありません。あまり作り込むよりも、好感を持てる「素人感」「手作り感」のある動画がいいのです。手持ちのスマートフォンで十分な場合もありますし、最近は「Hyperlapse」など、簡単に2倍速動画を撮影できるアプリもあります。

撮影した動画はYouTubeにアップし、商品ページに埋め込みます。再生回数がわかるので、次第にウケる動画の傾向もつかめるでしょう。YouTube経由でサイトへの誘導も期待でき、新規顧客へのアピールにもなります。

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています