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購入率が絶対上がる!「刺さる」キャッチコピー4つの作り方

2015年10月08日 12時06分更新

文●株式会社いつも.

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キャッチコピーの目的は「興味を持ってもらう」「もっと知りたいと思わせる」ことでます。100人中1人に響く、「主語」を盛り込みましょう。「数字」「イメージの強い言葉」「お客さまをハッとさせる言葉」も効果的です。

主語を付けるのがもっとも効果的

次のような3つのキャッチコピーがあります。

  1. ソファ
  2. ラブソファ
  3. 2人暮らしを始める2人のラブソファ

どのキャッチコピーに引きつけられるかと尋ねると、3.を挙げる人が多いのではないでしょうか。キャッチコピーの目的は、「興味を持ってもらう」「もっと知りたいと思わせる」ことです。3.はキャッチコピーとしての目的が達せられているので、引きつけられるのです。

この目的を達成するためにもっとも効果があるのは、ターゲットを「主語」にする方法です。ECサイトでは、商品ごとに「購入者」「利用方法」「利用時期」で絞り込み、100人中1人に購入してもらえるようにします。この絞り込んだキーワードを主語にするのです。例えば、取り付けが簡単な電化製品があり、購入者を「初心者」として絞り込んでいるとします。その場合は「誰でも取り付け可能」ではなく「初心者でも取り付け可能」になります。これだけで購入率はぐっと高まります。

「ターゲット以外を採り逃すのではないか」と心配かもしれませんが、100人中1人でよいと考えれば、あえて主語で絞り込むことが大切です。

数字やイメージの強い言葉を使うのも有効

キャッチコピーには、主語以外にも、さまざまな要素を入れ込みます。1つが「数字」です。「初心者でも取り付け可能」であれば「初心者でも5分で取り付け可能」とすることで、信ぴょう性が高くなります。

ただし、数字を使う場合は、その数字の基準を示す必要があります。例えば「糖度14のみかん」なら、糖度表を別に載せて、糖度14がどのくらいの甘さであるかを伝えましょう。

そのほかにも「イメージが強い言葉」を使って、商品のよさをアピールするのも、効果があります。「珍しい商材」は「幻の商材」にしたほうが、アピール力が強まります。特におすすめが「地域名」です。「こだわりの調味料」よりも「宮崎の素材のみを使った調味料」にするとインパクトがあります。

お客さまをハッとさせるキャッチコピーも有効です。安さをアピールする場合は「まだそんなムダ金を使いますか?」、ブームを伝える場合は「みんなはもう持っている」といった具合です。ただし、お客さまをあおる文言であり、ネガティブな印象になるため、多用しないようにしましょう。

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