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アスキー・ジャンク部リターンズ 第94回

2015年ヒット最有力候補(もう10月)

本当に流行ってる!? 謎の調味料「怪味ソース」の味を調査!

2015年10月07日 17時00分更新

文● アスキー・ジャンク部

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今回は謎(?)の調味料、「怪味ソース」を食べます。アスキーのグルメレディ・ナベコも初参戦で、見た目もはなやか

知らない人が多いけど、本当に流行ってるのか

 怪味(ガイウェイ)ソースを知っているだろうか。元は中国・四川省生まれの調味料。怪味とは「複雑な味」を意味する言葉で、塩味や酸味、甘味をはじめ、唐辛子のピリッとした辛味などが絡み合った味だそうだ。もともとはから揚げ専門店のトッピングとして取り入れられたところ火がつき、2015年ヒット調味料の最有力候補とも言われているとか。

 ……という話題をジャンク部の面々に振ったところ、「し、知ってるし! 流行る前から知ってたし!」と妙に取り繕い始めた。たぶん、よく知らなかったのだろう。それが悔しいのか、頼んでもいないのに「俺は詳しいんだ」と食べ比べると言い出し、さっそく買い出しに向かってしまった。

 ともかくジャンク部のメンバーが編集部付近のスーパーやコンビニを探しまわったところ、ユウキ食品の「唐揚げ用怪味ソース」と、新宿中村屋の「本格四川 怪味ソース」の2種類が見つかった。でも両製品、同じ怪味ソースなのに、見た目も原材料も結構違う。

左がユウキ食品、右が新宿中村屋。色も濃さも結構違う

成分も結構違うのだからビックリである。たとえばユウキ食品にはオニオンソテーとトマトペーストが入っているが、新宿中村屋にはない。新宿中村屋にはみそとピーナッツバターが入っているがユウキ食品にはない

 「流行っているならたくさん売ってるだろう」という理屈で動いたジャンク部だったが、見つかったのは2種類のみ。あれ? 流行ってないんじゃないか? と不安になってきたが、あとの祭りである。

 本当に流行ってるか不安になってきたので、アスキーきってのグルメレディ・ナベコに聞いてみたところ、「えっ!? なんですか、怪味ソースって」と言われる始末。おい、ヒット最有力じゃなかったんかい。

 こうなってくると四川生まれというのもなんだかあやしくなってくる。そこでスピーディー末岡が四川出身の友人に聞いたところ、「怪味醤ですね。辛いピーナッツバター豆板醤って感じでおいしいですよ。中国の屋台ではよく見かけます。鶏料理に使われることが多いです」とのこと。よかった。一応、現地にはあるようだ。

 なにはともかく、2種類を食べ比べてみるとしよう。


(次ページでは、「味の違いを食べ比べ、ついでに自作(?)」)

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