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渡辺由美子の「誰がためにアニメは生まれる」 ― 第41回

後編 『ケイオスドラゴン』企画 太田克史氏(星海社COO)インタビュー

たとえ失敗しても「変えようとする側」でありたい

2015年12月19日 17時00分更新

文● 渡辺由美子 編集●村山剛史/ASCII.jp

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(C)混沌計画/「ケイオスドラゴン赤竜戦役」 製作委員会

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 アニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』と、スマートフォンゲーム『ケイオスドラゴン 混沌戦争』。2つのタイトルは同時に立ち上げられた。
 アニメーションの制作費用は言わずもがな、近年はスマートフォンゲームであっても開発費用は2億を下らないという。
 プロジェクトの仕掛け人である星海社の太田克史氏は、ほぼオリジナルに近いタイトルの新規コンテンツを2つ同時に立ち上げたことを「リスク回避」だと語った。
 出版社の編集者として、現在の作品消費スピードに危機感を抱く太田氏は、「もう一度“長い商売”に立ち戻る」ために『ケイオスドラゴン』で新しい挑戦をしたという。
 「2つの製作委員会」と「濃いファン」は、何をもたらすのか?

プロフィール:太田克史氏

TVアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』で企画を務める太田克史氏にお話を聞いた

 1972年生まれ。岡山県出身。星海社代表取締役副社長COO。

 1995年講談社に入社。講談社ノベルスで京極夏彦、西尾維新、奈須きのこらを担当。2003年に文芸誌「ファウスト」、2006年に書籍レーベル「講談社BOX」を創刊。2010年、講談社の子会社である星海社の代表取締役副社長COOに就任。

 Vアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』では企画を務める。


『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』イントロダクション

 世界を分かつのは、冷戦状態にあるふたつの大国。一度は征服しながらも、いまでは衰退しつつある軍事国家・ドナティア帝国。もう一方は、かつては遅れをとったが、いまや旭日の極みにある黄爛国。その中間地点には、世界の覇権をめぐって相争う大国の間で翻弄され続けてきた島国――ニル・カムイが存在した。

(C)混沌計画/「ケイオスドラゴン赤竜戦役」 製作委員会

スタッフ
原作:混沌計画、監督:松根マサト、シリーズ構成:小太刀右京(チームバレルロール)、構成補:會川昇、ストーリーマスター:三田誠、キャラクター原案:虚淵玄 奈須きのこ 紅玉いづき しまどりる 成田良悟、キャラクターデザイン原案:しまどりる、キャラクターデザイン:滝本祥子、美術監督:明石聖子、色彩設計:小島真喜子、撮影監督:廣岡岳、3D監督:濱村敏郎、編集:坪根健太郎、音響監督:岩浪美和、音楽:崎元仁、アニメーション制作:SILVERLINK./CONNECT

キャスト
忌ブキ(イブキ):井上麻里奈、スアロー:斉藤壮馬、婁震華(ロー・チェンファ):内田真礼、エィハ:沢城みゆき、禍グラバ(カグラバ):石塚運昇、<赤の竜>:大塚芳忠 ほか

Blu-ray/DVD『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』第4巻発売中!

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アニメ1本、スマホ1本でやるほうがリスキー

―― 今回のアニメ『ケイオスドラゴン 赤竜戦役』は、TRPGリプレイ原作からのファンが付いているとはいえ、アニメ視聴者側から見るとオリジナル作品に近いポジションでした。作品の知名度がまだ高くない時期に、アニメと同時にスマートフォンゲームまでスタートさせるのは、投資と回収という点で少々チャレンジブルに見えましたが、どのようなメリットがありましたか?

太田 アニメとスマホを同時進行させたのは、むしろリスク回避なんです。

―― えっ、そうなんですか!?

(次ページでは、「今はDQの次にFFを作るときじゃない」)

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