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「熟成の極み」と銘打った特別なモデル

クリプトンがスピーカー参入10年目に10モデル目「KX-5P」

2015年09月30日 18時30分更新

文● 貝塚/ASCII.jp

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KX-5P

 クリプトンは9月30日、2ウェイ 密閉型スピーカーシステム「KX-5P」を発表した。

「そのときの流行りに合わせて目立つモデルや変わったモデルを作ろうというのではなく、本当にいいものを残していこうという姿勢でスピーカーを作ってきて10年。今後もその考え方でやっていきたい」(濱田正久代表取締役社長)

 同社がスピーカー市場に参入してから「ちょうど10年目に発売される10モデル目のスピーカー」ということで、アニバーサリー的な意味合いを持つモデルとなる。Pは「Piano&Performance」を表し、ピアノ塗装で仕上げ、配線材などにもこだわった(後述)上で、同社のフラッグシップモデルなどに比べると、価格を抑えている点が特徴。50kHzまでの再生が可能な35mm径ツイーターを搭載し、ハイレゾ音源の再生にも対応する。

 アルニコマグネットを使用したウーファーは駆動力と歪みの少なさを両立した「クルトミューラーコーン・ウーハー」。低域共振周波数を35Hzに設計し、伸びやかで豊かな低域を実現した。

KX-5と並べてみたところ。形状や仕様は仕上げを除きそっくりだが、サウンドは異なる

 エンクロージャーはおよそ18mmのパーチクルボードを採用した密閉型で、表面は6面ともピアノ塗装で仕上げた天然材のつき板。KX-5Pは2010年に発売したパープルウッド製の「KX-5」をベースとしており、構造や仕様に似た部分も多いが、エンクロージャーの材質を変えたために、回路変更以外にも、吸音材の挿入方法や配線材も変更(クリプトンSC-HR1000M)しているという。

 価格はペアで52万3800円。10月下旬の発売を予定している。

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