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Editors' Lounge #01 LiNK-UP代表取締役 小田吉男CEO

『25円しゃぶしゃぶ』なぜできた 繁盛店の意外なカラクリ

2015年09月29日 15時41分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 1分25円でしゃぶしゃぶを食べさせる「今日はしゃぶしゃぶ!!」という店がある。しゃぶしゃぶに加え、和食・洋食・中華料理のビュッフェも食べ放題。ネットで話題になり、神奈川・港北の店先にはたちまち行列ができた。

 店の指揮をとったのはLiNK-UP代表の小田吉男CEO。小田CEOは9月26日、編集にまつわるビジネス勉強会『Editors' Lounge #01』でカラクリを明かした。

 安さの秘密は“つけだれ有料”。本格的なポン酢とゴマだれをおかわり有料にして、安い肉をおいしく食べられるようにした。「利益が出るまでにはならないですけど、コストは削減できるようになりましたね」と小田CEOは言う。

今日はしゃぶしゃぶ!!

 そもそも店ができたきっかけは事業再生だ。

 もともと同じ場所に店があったが、問題はビルそのものだった。不動産としての経営がうまくいっておらず、まったく客が入らない。しかし場所は定期借款で契約は3年残っている。業態変更でなんとか立て直せないかという話だった。

 いざ現場を見に行ってみると「ビル自体に人がいない。鳥肌が立ちましたよ」と小田CEO。今から大きな利益を出すのは難しい。だが、人を集める店を作れれば、会社として長期的な利益を生めるのではないか──そう考えたわけだ。

 同店のほかにも「秋葉原@ほぉ~むカフェ」「ザ・ステーキ六本木」など、話題になる店の製作・指揮を手がけてきた小田CEO。繁盛店を次から次に生み出せる理由は「引用」にあるという。どういうことか。

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