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東京ゲームショウ2015レポート ― 第16回

初出展Amazonブースで『Game of War』の人気の理由やTwitch日本展開を聞いた

2015年09月18日 15時00分更新

文● ジサトラアキラ

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Amazon初出展&Twichが上陸!

 東京ゲームショウに初出展したアマゾンジャパンブースでは、Amazon Androidアプリストアにおいて人気のアプリを表彰する『Amazon アプリアワード』授賞式を行なった。これは、Amazon Androidアプリストアのアプリ購入やアプリ内アイテムの購入に使える専用通貨、Amazonコインの利用度などを基準に選定されたもの。

 受賞アプリは、いずれもAndroidのGoogle Play、iOSのApp Storeでも人気のタイトルだ。

・Fireタブレット向けアプリ部門『パズル&ドラゴンズ』
・無料アプリ部門『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』
・海外アプリ部門『Game of War - Fire Age』
・急上昇部門『白猫プロジェクト』

 ガンホー・エンターテインメントの山本大介氏、Machine ZoneのGabriel Leydon氏、コロプラの浅井氏にトロフィーが渡された。

 海外アプリ部門を受賞したGame of Warの開発元Machine ZoneのGabriel Leydon氏に、日本でもヒットした理由を聞いてみた。

 Game of WarのCMを見たことがあるひと、特に30歳以上ならニヤリとしたはずだ。ダウンタウンの浜田雅功が小室哲哉と組んだユニット『H Jungle with t』の『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』を、伊勢谷友介を始めとするたくましい男たちが登場し歌うあのCMだ。ターゲットが明確で、しっかりリーチすることに成功しているのだろう。Leydon氏自身も「40ヵ国以上配信しているが、日本のCMがいちばん気に入っている。伊勢谷さん、歌、演出のどれもが素晴らしい」と気に入っているようだ。

 Game of Warは、モバイル用ゲームアプリとしてはメジャーなストラテジーだ。ゲームシステムは、拠点となる施設を物資や資金を集め拡張、他のプレイヤーの拠点に兵士を送り込むもの。

 これだけ聞くと、一度はプレイしたことがある他のゲームアプリに似ていると感じるはず。そういったゲームと最も差別化できるポイントは、「Game of Warは、唯一世界中のユーザーとリアルタイムにプレイできる。その一例が、他言語でもリアルタイムで翻訳できるチャットシステム。これを実現するために、サーバーサイドの技術にはとにかく力を入れている」とのこと。このチャットシステムはスラングにも対応するなど、確かに他に類を見ないシステムで、比較的自国以外の言語に弱い日本人にとっては嬉しく目新しい機能だ。

 最後に、今後Game of Warはどうなっていくのか、新しい機能を追加するのかと聞いたところ「日本にフォーカスしたい」という答えが帰ってきた。日本の大ファンだというLeydon氏のリップサービスかと思われたが、「実は日本はマーケティングを独自に行なった唯一の国」だという。日本のアプリ市場の重要性を認識しているとともに、”ガラパゴス”な日本のゲームシーンを理解しているのだろう。海外製のゲームをそのまま日本にもってくるパブリッシャーも多いが、Game of Warは日本人ユーザーのニーズにもしっかりと答えてくれそうだ。

Twichは日本でYouTube、ニコニコに勝てるのか?

 ゲーマーにとって最も注目なのが、昨年米国でAmazonが買収し、2015年中には、日本での完全ローカライズサービス開始を予定しているTwitchが、東京ゲームショウに登場したことだ。

 基調講演にも登壇した、アマゾンジャパン アプリ事業部ディレクター ジョナサン・ナガオ氏にも、Twitchの買収について質問した。

「まず、アマゾンはグローバルでゲームに力を入れている。ゲームのストアやアプリストア、ダウンロード販売などがある。そんな中で、Twitchというゲームに特化した動画プラットフォームを買収するのは自然な次のステップだ」と述べた。さらに、「アマゾンとTwitchは同じ価値観をもっている。それは“顧客重視”であることと、イノベーションし続けるということ。基調講演で述べたように、ユーザーの根本的なニーズに答えていかなければならない、という思いは共に同じである」と加えた。

 日本ではゲームの動画といえばYouTubeとニコニコ動画・生放送だ。ややコアな日本人ゲーマーならTwitchの名前を聞いたことはあるだろうが、日本ではまだメジャーな存在とは言えないだろう。

そういった競合するサービスをどう切り崩していくのか聞いたところ、「私達は競合相手を見るのではなく、ユーザーを見ている。Twitchはゲーム動画のパイオニアであり最先端をゆくサービスだ。ゲームディベロッパーにとっても、日本向けのサービスを始めることで新たなユーザー拡大のチャンスになると思う」と、徹底して顧客主義な点をアピールしていた。

「差別化という点では、150万人の配信者がおり、1億人以上の視聴者がいる。その配信者はプロフェッショナルなので、ゲーマーが何を求めているのかがよくわかっている」と、ユーザーがつくるコンテンツの質にも自信をもっているようだ。

 Twitchをアマゾンとしてどう活用していくのか、日本展開はどうするのか、といった点についてはまだまだこれからという段階のようだが、インタビュー中にTwitchに対する日本人目線のフィードバックを求められるなど、しっかりと日本でのサービスを意識していると印象だった。

■関連サイト

Image from Amazon.co.jp
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