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体の不調の原因かもしれない“気圧”をiPhoneでチェックするテク

2015年09月13日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm) 編集● ASCII.jp

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 9月に入って、天候が不安定な状態が続いている。気圧が低下すると身体は副交感神経優位となり、血圧や心拍数の低下、体の怠さ、意欲低下などを引き起こすという説がある。雨の日になんとなくやる気が起きないのは、もしかすると低気圧が原因かもしれない。

梅雨どきのように雨の日が続いている

 また偏頭痛持ちにとっては、気圧が低下することで症状が発症しやすくなる場合がある。しかし気圧は目に見えないうえ、天気予報で日々伝えられるものでもない。

 そこでiPhoneで気圧を調べてみよう。iPhone 6/iPhone 6 Plusから気圧計が搭載されるようになり、気圧や高度を簡単に調べることができる。

Siriでは「気圧」の一言だけでもすぐに現在地のデータが表示される

 今いる場所の気圧を知りたいときは、Siriに「気圧を教えて」「気圧は?」などと尋ねると、現在地の気圧と気温、さらに今日の天気を1時間ごとに表示してくれる。「渋谷の気圧は?」など地名を指定することも可能だ。

現在地は大田区だが、「渋谷の気圧は」と地名を伝えると、その場所の気圧が表示される

 ちなみに東京における2014年の年平均気圧は1009.6hPaだ(関連リンク)。低気圧がすべて不調の原因とはいえないが、1つのデータとして参考にしてみてもいいかもしれない。

 またiPhone 6/iPhone 6 Plusの「ヘルスケア」アプリでは、気圧計を活用した「上った回数」という項目が新たに設定されている。1階を約3メートル(約16段)と換算して、上昇した高度の数値が記録されるため、登山や階段の昇り降りなどのデータ収集に活躍するだろう。

iPhone 6/6 Plusユーザーは一度ヘルスケアアプリで確認してみよう

 実は気圧計はAndroid端末が先行していたのだが、iPhone 6/iPhone 6 Plusが採用したことでさらに大きな注目を浴びた。今後は世界中のiPhoneユーザーから取得した気圧・高度データを用いて、新たな機能やサービスが生まれるものと思われる。そんな未来を期待しつつ、まずはSiriやヘルスケアアプリを使って、参考にしてみてはどうだろうか。


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