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ネットワークとおトクさで脱・同質化

iPhone 6sはau回線がスーパー快適と田中プロ。ポイントはWiMAX 2+

2015年09月10日 21時30分更新

文● ACCN/週刊アスキー(@ACCN

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 Appleの発表会ニコ生はご覧いただけたでしょうか? 実に多くの魅力的なプロダクトが発表されましたね。私は現地から中継しておりましたが、会場前では各キャリアのVIPを直撃することができました。

KDDI 代表取締役社長 田中孝司氏こと田中プロ。発表会終了後「iPad Proが結構感動しちゃった」、「iPhoneは確実な進歩」とコメント

ソフトバンク 代表取締役社長 孫正義氏に突撃できたのは、発表会開始前。「もう、素晴らしいのひと言」と話されていた

NTTドコモ 代表取締役社長 加藤薫氏。今回の発表について期待される内容はと尋ねたところ、発表会前だったためか、「まだ見ていないのでわからない」としていた

 また、ハンズオン終了後はKDDI社長、田中プロにお話を伺うことができました。

──まず、iPhone 6sの感想からお願いします。

 田中 3D Touchね、アレおもしろいですよ。私なんかやたらとメールを見るわけですが、だいぶアクション数が減ります。使いこなせたら相当便利になるんじゃないかな。対応アプリの登場にも期待しています。もっともっとiPhoneが使いやすくなっていくでしょうね。

──外装などはいかがでしたか?

 田中 (新色の)ローズゴールド、美しかったですよ。これは女性に人気が出そう。つくりも全体的にしっかりとした印象を受けました。

──御社(KDDI)としては、どこをアピールしていく予定でしょう?

 田中 キャリアにできるのはネットワークと料金とサポート。同質化なんて言われてますけど、やはり競争は続けなくてはいけません。

──iPhone 6sにおけるネットワークの優位性は、他者と比較してどこにありますか?

 田中 昨年(2014年)キャリアアグリゲーション(CA)に対応しましたが、FD LTEが150Mbpsから225MbpsのCAに、TD LTE(WiMAX 2+)が110Mbpsから220Mbpsにアップグレードしています。ドコモさんはFD LTEだけですからね

編集部注:インタビュー後、NTTドコモが、日本国内では最速となる下り最大262.5Mbpsによる「PREMIUM 4G」サービスを25日に開始すると発表した。対象はiPhone 6s/iPhone 6s Plus。

──実測値でも差がでますか?

 田中 iPhone 6とiPhone 6sを比較すれば、速度の向上はわかると思います。CAは空いているところへ行きますから、間違いなくウチが一番快適だと思いますよ。800MHz帯と2GHz帯に加え、新たにWiMAX 2+の2.5GHz帯が使えるわけですから。まぁ、検証してみていただけたらと思います(笑)。あ、そうそうコレ見てください。

田中プロが、「あ、そうそうコレ見てください」と取り出したセンス

──あら、前年の旗に続き今度はセンスですか? スーパーau?

 田中 まぁ詳細はスーパーナイショなんですケド。このあとiPhoneの予約開始に合わせて、脱・同質化を企てています。

──せめてヒントを……。

 田中 スーパーな贈り物を用意していますよ。

──料金面も各社横並び感あります。

 田中 やはり多くの方は回線の質より価格を重視されます。せっかく高性能なiPhoneが出たのですから、我々の高品質なネットワークで使っていただきたい。そのためにもスーパーお得なプログラムをご用意しようと。

──おお、期待しています! ありがとうございました。

 近日中にご案内ある模様。もちろん、ほかのキャリアも黙っていないでしょう。引き続き追っていきますので、どうぞお楽しみに。


訂正とお詫び:初出時、本文中に誤字がありました。お詫びして訂正いたします。(2015年9月10日)

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