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タブレットモードのオンオフの切り替えがポイント!

Windows 10を8型タブに入れた。よりスマホのように、PCのように使えた

2015年08月31日 16時30分更新

文● 八尋/ASCII.jp

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「8P1150T-AT-FEM」をWindows 10にアップグレードしてみた

 ユニットコムの2万円台で購入できる8型Windowsタブレット「8P1150T-AT-FEM」を使って、自宅で快適に使っていた筆者だが(関連記事)、Windows 10にアップグレードするかどうか迷っていた。Windows 10の新機能「タブレットモード」を使ってみたい気持ちはあったが、使い勝手がWindows 8.1より使い辛かったらどうしようと思っていたからだ。しかし、Windows 10はアップグレード後1ヵ月以内なら設定から元のOSに戻すことができる。

 そこで、Windows 10が使い辛かったら、元に戻せばいいだろうと思い、8P1150T-AT-FEMをWindows 10にアプグレードしてみた。今回は、タブレットでのWindows 10の使い勝手について紹介しよう。

8P1150T-AT-FEM

手動でアップグレードしたほうが早い!

 まずは早速アップグレード! とWindows Updateからのアップグレードを試みたものの、原因は不明だが、Windows 10のダウンロードの時点でものすごく長時間かかったうえ、放置していると「失敗しました」と表示された。そこで試したのが手動でのアップグレードだ。

 まず、マイクロソフトのウェブサイトで「Windows 10のダウンロード」を開き、ツールをダウンロードする。ツールを開くと、64bitと32bitが選択できる、8P1150T-AT-FEMのOSはWindows 8.1 with Bing(32bit)なので、32bitを選択した。メディア作成ツールを開いて、「このPCを今すぐアップグレードする」など手順通り進んでいくと、パソコンほどの速さではないが結構すんなりアップグレードできた。

メディア作成ツールをダウンロードしてアップグレードしたほうが早かった

タブレットモードはWindows 8「Modern UI」を継承
さらに使いやすくなってる!

 アップグレードが終わり、早速タブレットモードを使ってみた。タブレットモードは、デスクトップ画面からアクションセンターを呼び出し、「タブレットモード」をタップすれば移行できる。タブレットモードを終了する場合は、もう一度タップすればいい。

右側をスワイプすると現れるアクションセンターでタブレットモードのオンオフが可能

タブレットモード

 タブレットモードを使ってみて感じたのは、パソコンのようにデスクトップ画面で主な作業をするわけではなく、Modern UIの状態がメインになるため、どっちかというとスマートフォンの操作感に近いというのが最初の感想だ。タイルの表示数や大きさを変更したり、頻繁に使用するアプリやウェブページを先頭にもってきたりしてカスタマイズすることで、より使いやすくなるのは便利だと感じた。

タブレットモードで縦に持つと、タイルも縦 に2列並ぶ。よりスマートフォンっぽい使い方ができる

タブレットモードがオンオフできることがポイント

 タブレットモードは、電車移動など外出時にスマートフォンのようにタップすることでアプリが起動するため、結構役に立つ。しかし、いくつかのファイルデータを閲覧したかったり、キーボードど接続してパソコンとして使いたい場合は、いつも使い慣れているデスクトップ画面で作業したい。そういう場合にタブレットモードのオンオフが可能なのはうれしいポイントだ。

タブレットモードオフの状態。左下のスタート画面をタップすると、Windows 7のようなスタートメニューと、Windows 8.1のようなModern UIが合わさったメニューが表示される

 Windows 10では、Windows 8.1のModern UIをタブレットモードとして進化させ、タブレットモードオフ時に普通にデスクトップ画面で操作する場合は、Windows 7のように左下のスタート画面が復活している。その2つのモードを自由に使い分けられるのが、Windows 10の特徴だろう。

Windows 10は、Windows 7とWindows 8.1のいいとこどりなOS

 タブレットでWindows 10を使用する場合、タブレットモードをオンにすることでスマートフォンのように使用でき、オフにすればパソコンのように使用できるのが最大のポイントだと感じた。もともとタブレットでWindowsが動き、ブラウザーゲームがプレイできることなどで話題になったWindowsタブレットだが、普段の作業に関しては小さいディスプレーかつタッチ操作で、パソコンと同じように操作するのは若干難しいものがあった。また、Windows 8.1で使用している時は、アイコンが小かったり、電車内などでは揺れて操作が安定しないので、指でタップすると誤って別のアプリが起動したりしていた。

 しかし、Windows 10のタブレットモードのModern UIであれば、タイルの大きさを変更できるため、しっかりと使いたいアプリやウェブページを表示できるなど、よりスマートフォンに近い感覚で操作できるようになったのだ。また、タブレットモードをオフにして普段使っているパソコンと同じデスクトップ画面で作業可能なため、キーボードを用意してOfficeなどを使えばガッツリパソコンのように作業できる。

Windowsタブレットは迷わずWindows 10にアップグレードしてみよう

タブレットモードの登場で、Windowsタブレットがよりスマートフォンっぽく使えるようになった

 8P1150T-AT-FEMをWindows 10にアップグレードして使って、気に入らなければWindows 8.1に戻そうと考えていたが、すっかりタブレットモードを気に入ってしまい、戻す気もさらさらなくなってしまった。Windows タブレットを持っている人は、無償アップグレード対象機種であればぜひアップグレードしてみてほしい。

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