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高精度測位で豪雪地帯の除雪作業、スマート農業への導入を目指す

パナソニック、精度10cmの測位システム搭載頑丈タブレットを開発

2015年08月28日 20時55分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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1周波RTK方式採用の高精度測位システム搭載TOUGHPAD 

  パナソニックは8月28日、頑丈タブレットパソコン「TOUGHPAD」を用いた「高精度測位システム」を開発したと発表した。

 同社のTOUGHPADに衛星電波受信モジュールやワイヤレスWANなどを装備したもので、開けた場所であれば10cm精度で測位できる。

システム概要 

 これはGPS衛星による位置情報に加え、すでに高精度の位置が分かっている基地局からの補正データを併用して測位精度を向上させるRTK(Real Time Kinematic:相対測位)を用いるもの。航法衛星が発する複数の周波数の電波のうち一般的な信号のうち1種のみを利用する1周波RTKと呼ばれる方式で、補正データはワイヤレスWANによりインターネット経由で受信する。

 パナソニックでは、TOUGHPADの耐衝撃・防水性能を活かし、今年12月より北海道岩見沢市での除排雪作業支援として実証実験に用いる。今後、豪雪地域の自治体やスマート農業など、各種ソリューションに展開するとしている。

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