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天井スクリーンで上方視界も確認

コマツが重機の設計・開発に「5面VRシステム」を導入

2015年07月31日 17時31分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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5面VRシステム

 日本SGIは7月31日、コマツ小山工場に設計・開発用バーチャルリアリティ装置「5面VRシステム」を導入したと発表した。

 正面、左右、床、天井の各面にスクリーンを備え、投影されたVR環境の中で操縦者や整備者が作業を体感する没入型システム。コマツ小山工場では小山工場はコンポーネントの生産、隣接する栃木工場はミニ建機とフォークリフトを生産しており、本システムはこれらの設計・開発に利用される。とくにフォークリフトの操作では、運転者が荷役用のつめ(フォーク)を見上げる機会が多く、運転席からの上方視界が重要なポイントになる。

小山テクニカルセンタ

 立体視環境を用いており、NVIDIAの最上位GPUを搭載した日本SGI製ビジュアライゼーションシステム「Asterism(アステリズム)」5台、立体表示化ソフトには仏TechVizの「TechViz XL」を用い、プロジェクターに加えてモーションキャプチャー用カメラ装備したVR設備。幅3.8×奥行き2.4×高さ2.4mのスクリーンにフォークリフトなどを実物大で投影できる。

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