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ファーウェイ通信 第3回

税別3万円弱でオクタコアCPU&1300万画素カメラ 新色ゴールドも美しい!

SIMフリー機で最強バランス! 「HUAWEI P8lite」の実力を徹底検証

2015年08月12日 11時00分更新

文● 加藤肇 編集● ASCII.jp

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画面でさっと文字を描くだけで
すぐに目的の機能を起動できる

「モーションコントロール」機能など、使い勝手の面で多くの工夫が盛り込まれている

 P8liteには、使い勝手の面で多くの工夫が盛り込まれている。なかでも実用的に感じられたのが「モーションコントロール」機能だ。具体的には、画面オフ状態からもダブルタップだけで画面を表示したり、同じく画面オフ状態で文字を描くと、設定しておいたアプリが直接起動するというものだ。

画面オフ状態でダブルタップをしたり、画面上で指を動かすことで、特定の操作を行なう「モーションコントロール」機能

 具体的には、画面オフ状態で「c」を描くとカメラ、「e」ではブラウザーを起動するという設定になっている。通常は複数のステップが必要な操作をジェスチャー1つでできるのが心地よい。しかも、かなり適当に指を動かしても、文字をしっかりと認識してくれるので、すぐにでも無意識に使いこなせるようになりそうだ(ちなみに「タッチ無効モード」を同時にオンにしておけば、カバンに入った状態などでの誤動作も防げる)。

「モーションコントロール」機能は、かなりラフに指を動かしても文字をしっかりと認識。ぱっとアプリが起動する感覚が心地よい

 この機能は最大4件まで登録可能で、アプリの割り当てもカスタマイズできる。地図やカレンダー、ギャラリーなど、よく使うアプリを設定しておくと便利なのは間違いない。

使用頻度の高いアプリを割り当てるカスタマイズも可能

 また、「設定」メニューの「ネットワーク通信を行うアプリ」では、アプリ単位で通信制限を行なうことも可能だ。格安SIMでは利用できる通信量が決められているケースが多いが、特定のアプリではモバイル回線では通信しないようにするなどして、うまく通信量を節約するのに活用してほしい。

「ネットワーク通信を行うアプリ」ではアプリ単位でデータ通信を制限できる。追加したアプリについては、Wi-Fiだけで通信するなどの設定も可能

6.8型の「HUAWEI P8max」
大画面で高性能なスマホなら、こっちを待つのもあり!

 さて、ここまでP8liteについて書いてきたが、P8liteと同時発表された「HUAWEI P8max」(以下、P8max)という、今後発売予定の機種についても触れておきたい。

6.8型液晶搭載のファブレット「HUAWEI P8max」には、P8liteにはない魅力がある!

 P8maxの最大の売りであり、P8liteにはない特徴として挙げられるのは、やはり6.8型という圧倒的な大画面だろう。

P8maxとP8liteのサイズを比較。写真や動画を楽しむ際にも、大画面はやはり有利

 この大画面ディスプレーはジャパンディスプレイ製で、インセル方式のIPS-NEO液晶。豊かな色調とコントラストが魅力で、ベゼル幅を抑えた超狭額縁仕様(画面占有率83%)のため、実際に手にしてみてもそれほどのサイズ感は感じない。

本体幅は約93mm。片手でも持てなくもないサイズで、スーツの内ポケットにも収納可能

 また、グローバルフラグシップ機という位置づけのため、スペックにおいても妥協はない。そのあたりについては、スペック最重要視派のASCII.jp編集部のスピーディー末岡に紹介してもらおう。


ASCII.jp編集部スマホ班 スピーディー末岡

 P8maxはCPUに、2.2GHz+1.5GHz動作の64bit対応オクタコアCPUの「Hisilicon Kirin 935」を採用している。このCPUは高性能な4コアと省電力な4コアの組み合わせ。非常に高性能なのに、省電力性にも優れているのが性能重視派の自分にも最適と言える。インセル方式の液晶の効果もあってか、操作感はサクサク。6.8型特有の画面の大きさも加え、これに慣れたら、ほかのスマホは使えなくなってしまうかもしれない。

 CPU以外も非常に高性能! 3GBメモリーや32GBストレージはともかく、バッテリー容量はなんと4360mAh! OSもAndroid 5.1を採用。まさにフラッグシップモデルの名に恥じない最強性能で、高速・高性能・高機能に目がないスピーディー末岡のキャラ的には、今最注目のスマホはこれなのだ!

 さらに、カメラも優秀だ。スマホのカメラとしては世界初となる1300万画素4色(RGB+White)イメージセンサーと、強力な光学手ブレ補正(OIS)を搭載。低光量でも色調豊かな写真を撮影できる。

 カメラ機能で注目したいのが、「ライトペインティング」モード。長時間露光を利用したいわゆる「バルブ撮影」により、光の軌跡を際立たせた夜景写真などが撮影可能になるものだ。夜道を走るクルマのライトや滝の水流などを撮影して、芸術的な写真にもチャレンジしてみたい。

 本体のデザインも、より高級感がただよう仕上がりとなっている。シャンパンゴールドのボディーは約6.8mmという薄さ。ボディーの94%がメタルで構成されており、切れ目のないシームレスな背面デザインが特徴だ。外見だけでなく、DX19(高熱伝導性合金)やグラファイトフィルム、サーマルジェルなどが用いられた7層放熱構造により、最近の高性能スマホでは問題視されることが多い、発熱による機能停止についても、P8maxではしっかり対応がなされているというわけだ。

ボディーの94%がメタルで構成。切れ目のないシームレスな背面デザインが特徴

 P8maxの価格は税抜5万9980円。発売は9月以降が予定されている。P8maxについては、このファーウェイ通信でもあらためて詳しく取り上げるつもりだ。

 P8liteは現在、ファーウェイ公式オンラインストア「Vモール 楽天市場店」や家電量販店、主要MVNOなどで発売中。価格は税抜2万8600円。

 ハード・デザインともに価格以上の魅力を持つP8liteだが、ネットワーク面でもドコモXiのうち、3つの周波数に対応している点も大きい。したがって、ドコモMVNOのいわゆる格安SIMとの相性の良さも特筆すべきポイント。P8liteのコスパの良さをバッチリ理解できるようなスマホに詳しい人はもちろん、格安SIMや格安スマホのデビューを検討中の人に対しても、自信をもってオススメできるモデルだ。

  Huawei P8lite Huawei P8max
ディスプレー 5型液晶 6.8型液晶
画面解像度 720×1280ドット 1080×1920ドット
サイズ 約71×143×7.7mm 約93×182.7×6.8mm
重量 約131g 約228g
CPU Hisilicon Kirin 620
1.2GHz(オクタコア)
Hisilicon Kirin 935
2.2GHz+1.5GHz
(オクタコア)
メモリー 2GB 3GB
ストレージ 16GB 32GB
外部メモリー microSDHC microSDHC
対応ネットワーク FD-LTE:バンド1/3/5/7/8/19/28、TD-LTE:バンド40、
W-CDMA:バンド1/5/6/8/19、GSM
FD-LTE:バンド1/3/7、TD-LTE:バンド38/39/40、W-CDMA:バンド1/6/8/19、
TD-SCDMA、GSM
OS Android 5.0 Android 5.1
カメラ画素数 リア:1300万画素
/イン:500万画素
リア:1300万画素
/イン:500万画素
バッテリー容量 2200mAh 4360mAh
カラバリ ホワイト、ブラック、ゴールド シャンパンゴールド
発売日 発売中 9月以降発売
価格(税抜) 2万8600円 5万9980円

提供:ファーウェイ

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