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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第3回

容量アップでき、長らく安心な外付けHDDなら「Drobo 5D」で決まり!

2015年07月22日 11時00分更新

文● 飯岡真志 編集 ●金子/ASCII.jp

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 前回ガッツリ紹介したDrobo 5Nは、複数のPC/Macからネットワーク経由でデータ共有が可能なNAS(Network Attached Storage)であった。それに対して、今回取り上げるDrobo 5DはDAS(Direct Attached Storage)、外付けのストレージ機器だ。

「Drobo 5D」は長く使い続けられるUSB/Thunderboltストレージ

 昨今、ごっついデスクトップPCを使い続けてるのは、マニアとIT系ライターくらいで、非モバイル環境でもノートパソコンやNUCなどの小型PCを選択するユーザーが増えてきている。だがコンパクトなパソコンは、2.5インチやそれ以下のHDD/SSDを搭載しており、ストレージ容量はあまり多くない。そこで、今どきのパソコンで大容量のデータを扱いたい場合には、外付けのストレージ機器が必要となる。WindowsならUSB 3.0/3.1(5Gbps)、MacならThunderbolt(10~20Gbps)といった高速なI/Oインターフェースを介することで、内蔵HDDに遜色ない転送性能と容量を実現するのが今どきのスタイルだ。

 もっとも、外付けストレージも使っていれば容量がいっぱいになる。その際に、また買い換えるのでは面倒だ。当然、データを守る機能も欲しい。そこで、必要に応じて容量を増やせる柔軟性や、HDDが故障した際にもデータを失うことのないよう冗長性(RAID機能)を備えていれば、とても使いやすく、また長く使い続ける事が可能となる。

 ただし、そのために小難しい設定をしたり、RAIDに関する知識が必要となったりするのではいただけない。

「容量が足りなくなったら、ベアのHDDを買ってくるので、あとはシクヨロ!」

とばかりに、おまかせで利用できるストレージ機器はないものか? “もちろん、ある。そう、Drobo 5Dだ”。

 Droboシリーズに属する製品なので、Drobo 5DもBeyondRAID技術を採用しており、これにより、

  1. 容量の異なるHDD同士を組み合わせてムダなく利用可能
  2. 使用量の増加に応じてHDD・SSDを追加できる
  3. RAID5/6相当の冗長性によるデータ保護機能を備える

といった機能を実現している。

 I/OインターフェースにはUSB 3.0とThunderbolt(2基)を備えており、WindowsとMac OS Xの両OSに対応している。Thunderboltのインターフェースが2基あるため、Drobo 5Dをデイジーチェーン接続することもできる(Drobo以外の機器とでも可能)。

Drobo 5Dのスペック
搭載可能なドライブ最大5台(3.5インチSATA HDD、SSD)
最大容量32TB
インターフェースUSB 3.0、Thunderboltx2
サポートするOSWindows 8.1/8/7/Vista(32/64bit)、Mac OS X 10.7以降
ファイルシステムNTFS(Windows)、HFS+(Mac OS X)
サイズ幅150.3×奥行き262.3×高さ185.4mm
重量3.9kg

 さっそく、Drobo 5Dの使い方、そして可能な事を見ていこう。


 

(次ページ、「Drobo 5Dをセットアップ!」に続く)

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