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地震や災害に備える iPhoneで緊急速報を受信する方法とは?

2015年06月21日 17時00分更新

文● らいら(@lyrahm) 編集● ASCII.jp

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 梅雨で天気が優れない日が続くが、大雨による被害が報告されている地域もある。さらに夏から秋にかけては台風のシーズンとなるので気が抜けない。5月にも震度5クラスの地震が日本各地で相次いだこともあり、もちろん地震にも気をつけたいところだ。

 そんなとき注視すべきは、官公庁が発信する災害関連情報だ。気象庁は「緊急地震速報」や「津波警報」、国・地方公共団体は「災害・避難情報」などを配信している。最近のiPhoneであれば、3大キャリア、MVNOにかかわらず、対象エリアのユーザーにキャリアを通じて一斉に緊急速報が出されるようになっている。

2013年、iOS 6時代に著者が受信した緊急速報

 緊急地震速報を受信した場合は、アラームとバイブレーション、画面表示によって通知される。機種によっては声で「地震です」とお知らせする警報音にも対応している。また、マナーモード中でも発動する。

 しかしiPhoneの設定やiOSのバージョン、機種によっては、大事な情報が届かない可能性がある。万が一に備えて、ここであらためて緊急速報の受信設定を見直しておきたい。

Apple公式のサポートページより

 まず地震速報/津波警報/その他の災害・避難情報すべての機能を利用できるのは、iOSのバージョンがiOS 6以降で、iPhoneのモデルがiPhone 4s以降の場合だ。

 iOS 6以降であっても、iPhone 4ならば地震速報/津波警報しか受け取ることができない。iPhone 3GS以前のモデルは非対応だ。iOS 5を搭載するすべてのiPhoneモデルは地震速報のみの対応となる。

 iOS 5以前のユーザーはOSのアップデートを、iPhone 4以前のユーザーであれば機種変更を検討した方がいいかもしれない。

 次にiPhone側の設定を確認したい。「設定」から「通知」を開き、一番下までスクロールすると、「緊急地震速報/災害・避難情報」という項目がある。そこの「緊急速報」がオンになっていればOKだ。

通知設定画面の一番下にあるので、普段は目につかないことが多いのでは

 緊急速報サービスは、どのキャリアも月額使用料、通信料、情報料すべて無料で提供している。もしものときに自分だけ情報を見落とすことのないよう、この機会にきちんと設定できているか確認を。


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