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業界人の《ことば》から 第147回

格安SIMわかりにくい、メリットつたえる「mineo」

2015年06月12日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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今回のことば

「SIMロック解除が義務化されたが、利用しないという人が7割。SIMロック解除のメリットがわからない人が多く、課題は山積している」(ケイ・オプティコムの藤野隆雄社長)

ドコモMVNOにも進出したケイ・オプティコム

 ケイ・オプティコムは、携帯電話サービス「mineo」(マイネオ)の新サービスとして、NTTドコモの回線を利用したプランを、2015年9月から新たに提供すると発表した。また、法人向けサービスおよび海外渡航者向けプリペイドSIMの販売を、7月1日から開始する。さらに、7月中旬には、大阪・梅田のグランフロント大阪 ナレッジキャピタル内に、mineoのアンテナショップを設立する。

 ケイ・オプティコムの藤野隆雄社長は、「2014年6月に、『必要なものを、必要なだけ』をコンセプトにMVNO市場に参入。それまではドコモ回線だけだったMVNOにおいて、顧客の選択肢を広げることを目的に業界初のau回線を使用。現在7万件の契約を達成している。

 1年間で10万人の契約を目標にしたが、MVNO分野への参入が相次ぎ、競合が激しかったことに加えて、iPhone 6がau回線では利用できなかったことが影響した。中心は30~40代の男性が中心だが、女性の契約比率が約2割を占め、当社の知名度がある高い関西地区だけでなく、全国へと拡大している。今年4月には、090音声付き加入者が、データ通信専用契約を逆転。これまでの電話番号を継続して、音声通話を行うメイン端末として利用する加入者が増加している」などと、これまでの取り組みを総括。

 「今回、新たにドコモ回線を利用したプランを用意することで、好きな回線、好きな端末、好きなサービスが利用できる『スマホ解放宣言』を打ち出す。今後契約者を、20万件を増やし、1年後には合計27万件の契約を目指す」とした。

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