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WWDC 2015 - アップル開発者イベントでなにが出る!? 第3回

Mac用新OSは「OS X El Capitan」 - 15年秋無償アップグレード

2015年06月09日 09時00分更新

文● ハイサイ比嘉/ASCII.jp

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 アップルが、開発者向けイベント「WWDC 2015」において、Mac用新OS「OS X El Capitan」(エル キャピタン)を発表した。開発者向けバージョンは本日より入手可能。パブリックベータは2015年7月に配布され、一般的なユーザーは9月に完成版に無償でアップグレードできる。日本語による紹介ページもすでに公開されている。

パブリックベータは2015年7月に配布。一般的なユーザーは9月に完成版に無償でアップグレードできる

 OS X El Capitanは、検索機能「Spotlight」やウィンドウ管理機能「Mission Control」の強化、ふたつのアプリを自動的に画面を分割する形で表示する「Split View」、Safariの「ページピン」機能などの使い勝手に関する強化と、パフォーマンス強化が目玉となっている。パフォーマンスについては、アプリ起動が1.4倍、アプリ切り替えおよびメール受信が2倍、PDF表示が4倍高速化されるという。

検索機能「Spotlight」は、天気予報やネット上にある動画の検索にも対応

ふたつのアプリを自動的に画面を分割する形で表示する「Split View」

「ページピン」機能では、お気に入りのサイトを常に開いた状態にしておける

「Mission Control」機能も強化された

「メール」アプリも機能が使い勝手が向上。複数のスレッドを扱っている際にタブで切り替え可能。スワイプ操作でメールの開封や削除を行える

アプリ起動が1.4倍、アプリ切り替えおよびメール受信が2倍、PDF表示が4倍高速化されるという

 また、iOSで採用済みの描画技術「Metal for Mac」も発表された。ゲーム用グラフィックスの描画が10倍高速化されるほか、Adobeによれば「AfterEffects」におけるエフェクトのレンダリングが8倍高速化されるという。

「Metal for Mac」

「OS X El Capitan」で追加された新機能。新たな日本語入力方式を示す「New Japanese input method」という表示も見える。日本語フォントとして、クレー、筑紫A丸ゴシック、筑紫B丸ゴシック、游明朝体+36ポかなの4種も追加された


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