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CD売上数で音楽ランキングをしている時代ではないのも確か

Billboard JAPAN Hot 100のチャートにYouTube再生回数をカウント

2015年05月29日 19時00分更新

文● 行正和義/ASCII.jp

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ビルボード・ジャパン

 阪神コンテンツリンクは5月29日、総合楽曲チャート「Billboard JAPAN Hot 100」にYouTube再生回数および 歌詞表示サービス「プチリリ」から推定されるストリーミング回数を合算すると発表した。

 Billboard JAPAN Hot 100は米Billboardのノウハウを活かし異なる指標を合算した複合チャートとして2008年より提供を開始。リアルストア・Eコマース約3900店舗におけるパッケージ実売データをもとにした全国推定売上枚数、ニールセン提供のダウンロード回数、プランテック提供による全国主要エリアAM/FM32局のラジオ放送回数、パソコンでCDを読み込んだ際にグレースノート・メディアデータベースにアクセスするLook Up回数、NTTデータの提供する楽曲とアーティスト名のツイート数の5指標によりJAPAN Hot 100を制作している。

CHART insightもリニューアル。各種データを比較検討し、本当のヒットアルバムを見つけよう

 変わりゆくマーケット動向を踏まえ、YouTube動画の回数を無視できないと考えて合算に踏み切ったという。集計方法は、ニールセンを通じて国際標準コードである ISRCの登録された動画の再生回数のみを抽出し、国内における再生回数をカウントする。また、シンクパワーが運営する歌詞表示サービス「プチリリ」による歌詞表示回数を通じて国内のストリーミング数を推定して合算する。

 複数のデータの関連性を示すため、チャート解析サービス「CHART insight」をリニューアルして公開する。各種媒体のチャートを比較でき、カスタマイズして自分だけのチャートを作ることが可能。利用料金はCHART insight pro(個人会員)は月額300円、CHART insight biz(法人会員)は月額20万円(いずれも税別)。CHART insight proに関しては2015年7月末まで無料で利用できる。

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