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プレミアムなProとは一味違う、実用性を備えたモデル

360度回転ヒンジ搭載で4つのモードを使い分けられる「YOGA 3」

2015年05月21日 13時00分更新

文● 石井英男、編集●ASCII.jp

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視野角が広く、発色も美しいIPS液晶を採用

 YOGA 3 11.6型モデル、YOGA 3 14型モデルともに、液晶には視野角が広く、発色も美しいIPS液晶を採用している。解像度はどちらも1920×1080ドットのフルHDである。

YOGA 3 14型モデルでは、1920×1080ドット表示のIPS液晶が採用されている

YOGA 3 11.6型モデルでも、14型モデルと同じ1920×1080ドット表示のIPS液晶が採用されている

YOGA 3 Proでは、13.3型の3200×1800ドットIPS液晶が採用されている

 YOGA 3は、前述したように、ラップトップモード、テントモード、スタンドモード、タブレットモードの4つのモードで利用できるため、視野角の狭い液晶ではモードによって見にくくなったり、色味が変わってしまうことがあるが、IPS液晶ならそうした問題はない。両モデルとも表面は光沢タイプで、10点マルチタッチ対応となっている。上位モデルのYOGA 3 Proでは、13.3型3200×1800ドットIPS液晶が採用されており、非常に高精細だが、逆にドットピッチが小さすぎて、DPIスケーリングで拡大表示しないと、アイコンや文字が小さくなりすぎてしまう。

 YOGA 3のフルHD解像度は、11.6型や14型クラスの液晶とちょうどマッチする解像度であり、原寸表示でも十分な視認性を確保している。

使いやすい6列配列のキーボードを搭載、14型モデルはバックライト付き

 YOGA 3は、キーボードやポインティングデバイスの使い勝手も優れている。ただし、14型モデルと11.6型モデルではキーボードの配置が異なる。

 どちらもFnキーが独立した一般的な6列配列のキーボードを採用しているが、14型モデルではEnterキーが右端ではなく、その右側にEndキーやHomeキーなどが配置されているのに対し、11.6型モデルでは、Enterキーが一番右端に配置されている。

YOGA 3 14型モデルのキーボードは6列配列で、Fnキーが独立している。ただし、Enterキーの右側にもEndキーやHomeキーなどが配置されている

YOGA 3 11.6型モデルのキーボードも6列配列で、Fnキーが独立しているが、14型モデルとは異なり、Enterキーが一番右側に配置されている

YOGA 3 Proのキーボードは5列配列であり、最上段の数字キーとFnキーが共用になっている。また、Enterキーの右側にもEndキーやHomeキーなどが配置されている

 配置については個人的な好みや慣れもあるだろうが、Enterキーが右端にある11.6型モデルのほうが標準的であろう。主要キーのキーピッチはともに約18.5mmだが、右側の一部のキーのピッチは多少狭くなっている。キーストロークはやや浅めだが、剛性感があり、キートップがぐらつかず快適に入力が可能だ。

また、14型モデルのキーボードには、キーボードバックライトも搭載されており、暗い場所でもミスタイプを防げる。なお、YOGA 3 Proでは、キーボードが1列少ない5列配列となっており、最上段の数字キーとFnキーが共用になっている。また、YOGA 3 14型と同じく、Enterキーの右側にもEndキーやHomeキーが配置されている。キーボードの使い勝手に関しては、6列配列のキーボードを採用したYOGA 3のほうがYOGA 3 Proよりも上であろう。

 ポインティングデバイスは、両モデルともにタッチパッドが採用されている。タッチパッドは、最近流行のクリックボタンと一体化したタイプであり、マルチタッチ操作にも対応する。

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