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アドネットワークで実践するA/Bテストの回し方

2015年05月19日 17時36分更新

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今回は、アプリプロモーションに欠かせないアドネットワークについて書きたいと思います。

アドネットワークは、ご存知の通り運用が可能で、様々な手法を用いて配信することができます。管理画面から入稿でき、リアルタイムで効果をチェックできます。バナークリエイティブのA/Bテストをしやすい媒体なのです。では、どのようにすればよいのでしょうか。

バナークリエイティブ作成

何よりもバナークリエイティブが必要になります。しかし、闇雲に作成しても、実際にどのようにテストすればよいのかわからなくなるため、事前にA/Bテストを意識して作成を進めましょう。

お勧めは、訴求軸を固めたうえで、検証したい要素(キャラ・文言・デザインなど)を抽出することです。

図のように、いくつか訴求軸を決めて、バナー上に配置する要素を決めましょう

訴求軸が固まると、自ずとデザインの方向性が決まります。バトル訴求ならバトル画面を使おう、などです。そのデザインの中で、各要素を配置してバナーを作成します。

バナーを作成する上で重要なことは、A/Bテストの流れを意識することです。例えば、どのキャラが良いのかを探りたい場合は、キャラ以外の要素を固定して、キャラのみを変更したバナークリエイティブを複数作成します。キャラ以外の要素を固定することによって、変数をキャラのみにし、どのキャラの効果がよいのか、を探れます。

A/Bテスト

バナークリエイティブを作成したら、アドネットワークで配信しましょう。配信後は早速、広告の反応を見ていきましょう。具体的なA/Bテストの流れは下図の様になります。

キャラはAがよいことが分かったため、キャラBとキャラCのバナーは停止します。並行して、キャラAに対して文言D・E・Fを掛け合わせたバナーを作成し、配信します。文言はEがよいことが分かったため、文言Dと文言Fのバナーは停止・・・ということを繰り返します。これによって、各要素の組み合わせにおける勝ちパターンを探ります

ひたすら繰り返し…

図では「デザイン」まで確定したら終わりのようになっていますが、実際はこれらを何度も何度も繰り返します

理由はいくつかありますが、一番はバナークリエイティブの陳腐化を防ぐためです。

いくら効果の良いバナーでも、大量に露出するとフリークエンシーが高まるため、同時期に複数のバリーションのバナーを回す必要があります。そのためにも、バナーのストックが必要になり、結果としてA/Bテストをひたすら繰り返すことになります。

なかなか面倒くさいように思えますが、A/Bテストは非常に重要です。何も考えずにバナーを作成し、適当に配信するだけでは、よかった理由・悪かった理由が見えづらく、知見を貯めることができません

アドネットワークの配信においては、バナークリエイティブの良し悪しが、ダイレクトに効果に影響します。そのため、A/Bテストによって得られる知見は何物にも代えがたい資産となります。

弊社では数多くの実績があるため、バナー作成から実際のテストまで、良質なPDCAを回し、バナークリエイティブの知見を貯めることが可能です。ご興味がございましたら、ぜひご相談ください!

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