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ベネッセHD、107億円の赤字・会員94万人減少

2015年05月07日 02時30分更新

記事提供:通販通信

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 (株)ベネッセホールディングスが1日発表した2015年3月期決算は、売上高が前期比0.7%減の4632億6400万円、営業利益は同18.4%減の292億2700万円、純損失は107億500万円と、減収減益となった。情報漏えい問題に伴う情報セキュリティ対策費260億3900万円を特別損失として計上し、赤字決算となった。

 減収の主な要因は、主力の通信教育講座「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の在籍数の減少や、生活事業領域の通販事業や雑誌事業の減収など。また、中国で通信教育講座の在籍数が増加したことなどにより、海外教育事業やグローバル人材教育事業は増収となった。2015年4月の「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の会員数は271万人で、前年同月比94万人の減少となった。

 今後の経営方針には、(1)国内教育事業の次世代モデルへの進化(デジタル・紙・人・場を融合したハイブリッドによる顧客価値の創造、効率的なマーケティング手法の開発など)、(2)「進研ゼミ」以外の事業の成長加速、(3)グループ経営の強化、を挙げた。

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