このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

クルマとひとつになれる新型ロードスターの爽快感を体験した!

2015年05月09日 15時00分更新

文● 真鍋裕行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

名車・ロードスターに新型登場!
初代を思わせる軽量コンパクト!

 MX-5やMiata(ミアータ)の名で海外でも多くのコアなファンがいる、マツダ・ロードスター。1989年に発売開始された初代ロードスター(NA型)は、ライトウエイトの2シーターオープンカーとして多くのユーザーに愛され、生産された8年の間に国内外で約43万台を販売した。NAロードスターの発売後に、海外のプレミアムブランドや国内メーカーがロードスターに影響を受けたモデルを多数発売したことを考えると、どれだけ市場やメーカーにインパクトを与えたかがわかるはずだ。

Sグレードの6MT。外観はグレードによる違いはない

 「人馬一体」のキャッチコピーを生み出したロードスターは、1997年に2代目のNB型に変更を受け、2005年には3代目となるNC型に進化。2011年にはロードスターの累計販売台数が90万台を突破し、世界でもっとも売れた2シーターオープンカーとしてギネス記録を申請した。ライトウエイトが生み出す運転する楽しさと、オープンカーの爽快感を併せ持ったエポックメイキングなクルマがロードスターであり、この感覚こそが多くのユーザーに愛されてきた所以となる。

 これだけの注目度を集めるクルマなので、ロードスターはフルモデルチェンジごとに賛否両論の様々な意見が寄せられる。4代目に進化するにあたり、ライトウエイトスポーツカーとは何なのかという哲学を再度見つめ直したそうだ。

 そこで出した答えが、軽量コンパクトなボディーにフロントミッドシップのFR方式、最適な前後重量配分、低ヨーイナーシャーモーメントなどで、改めてこれらのキーワードを精査した上で、NDロードスターの開発が進んでいった。

 軽量化とコンパクトなボディーというのが、キーワードの中でも最も重要視された項目になる。軽量でコンパクトなボディーから生まれる軽快感のあるハンドリングが特徴だったNAからNBを経て、3代目のNCロードスターにたどり着く頃には、ボディーは徐々に大きくなり、車重も重たくなってしまった。スポーツカーとしての秀逸なハンドリングは味わえるものの、NAのころに言われていたヒラヒラと舞うような軽いハンドリングは失われていたともいえる。

 NDロードスターの開発陣に話を伺ったときに、原点回帰という言葉を多くのエンジニアから聞いたように、コンパクトで軽量なボディーこそロードスターである、という考え方が共通項になっていたのだ。

タイヤサイズは全車共通で195/50R16のADVAN Sport V105をセットしているマフラーのデザインは右側の2本出しを採用する

 先代モデルに対して大幅な軽量化を行なうためにNDロードスターのボディーは、かなりコンパクトに仕上げられた。全長は、歴代モデル最短の3915mmとなり、前後のオーバーハングは大きく削られ、ホイールベースも先代に対して20mm短縮。新規のシャシーを使うことによって実現したコンパクト化で、最軽量モデルでは1トンを切る990Kg(Sグレード)となった。

 軽量化とともに行なわれた作業が、スポーツモデルには欠かせない重量配分とヨー慣性モーメントの低減だった。ボディーサイズが縮小されたのは前述の通りだが、ドライバーの乗車位置は現行モデルに対して15mm内側に入り、20mm低い位置になった。つまりボディーのより中央低くに座るのだ。

 エンジンも同様で、15mm後方になり13mm低い位置に搭載されている。また、ソフトトップの構成部材やフェンダー、アーム類など、効果的な箇所には積極的に軽量なアルミ部材を採用している。

 大幅な軽量化とともにドライバー、エンジン、使用部材などの配置を考え、よりスポーツカーらしいハンドリングを求めたことになる。

エンジンのバリエーションは1種類。SKYACTIVE-G 1.5の最高出力は131ps、最大トルクは150NmSグレードのインテリア。シートやインパネの素材が上級グレードと異なる。また、マツダコネクトが装備されていないので、シフト回りがシンプルなレイアウトだ

 ライトウエイトスポーツカーを体現するために新規開発されたシャシーとボディーに対して、搭載されるエンジンは直列4気筒1.5Lの「SKYACTIVE-G 1.5」だ。最高出力は131psで、最大トルクは150Nm。ベースとなる1.5Lガソリンエンジンは存在するが、燃焼室以外はすべて専用で開発したという。高回転まで気持ちよく回るエンジンの実現のために、吸排気系は脈動効果と抵抗低減を徹底的に追求し、軽量のフライホイールを採用することで、レッドゾーン手前の7000rpmまで付近まで手応えのあるパワー感を演出している。

 設定されるグレードは3種類で、エントリーグレードとなる「S」から、ミドルグレードの「Sスペシャルパッケージ」、最高級グレードの「Sレザーパッケージ」となる。トランスミッションは、すべてのグレードで6MTと6ATが用意される。


(次ページでは、「やっぱり楽しい! 発売前に試乗インプレッション!」)

前へ 1 2 次へ

注目ニュース

ASCII倶楽部

最新記事

ASCII.jpメール アキバマガジン

ピックアップ