視線でゾンビを倒す新感覚FPSを体験するも、キワドイ美女に視線を奪われる

文●北村/ASCII.jp

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 視線で操作するゾンビ・シューティングゲーム「DEAD EYE LAND」の体験デモが、マウスコンピューターのダイレクトショップ「G-Tune: Garage秋葉原店」で始まった。

ゾンビ・シューティングゲーム「DEAD EYE LAND」の体験デモコーナー

 DEAD EYE LANDのプレイには、アイトラッキングシステム「Tobii EyeX」を用いる。クリックやスクロールなどの操作を視線移動だけで行なえるユーザーインターフェースであるTobii EyeXを使用し、視線で照準を合わせてゾンビを倒していくというゲームだ。

 襲ってくるゾンビは何発か撃ち込まないと倒せないのだが、ヘッドショットなら一発で倒せる。マウス操作では、動くゾンビの頭に照準を合わせるのは難しいが、視線移動ならゾンビの顔を両目でしっかり見ていれば(あまり見たくないが)、簡単にヘッドショットが可能だ。

 したがってFPSゲームとしての難易度はわりと低め。ヌルいFPSほど退屈なものはないが、製作者もそれを見越しているのか、ゲーム中盤になると視線入力ならではの試練が訪れることになる。

ゾンビを見るだけで照準が合うので、マウス操作が苦手な人でも簡単に照準が合わせられる。なによりヘッドショットが簡単にできるのが利点!

視線移動は、液晶ディスプレーのベゼルに貼り付けてある、USB接続のアイトラッキングシステム「Tobii EyeX」で認識している

 次第にゲーム画面が縮小し、画面外になまめかしい小悪魔が出現するのだ。この小悪魔がエロいポーズや仕草で、プレイヤーの気を逸らそうとする。こうなるとプレイに集中できない。マウス操作であれば、標準をゾンビに合わせつつ小悪魔をチラ見できるが、視線移動のインターフェースでは小悪魔に照準が合ってしまうので、プレイに絶大な影響を及ぼす。

 そこで、片目ではゾンビの(見たくもない)顔を見つつも、もう一方の目で小悪魔を見るという高等テクを実践してみるが、両目で見ないと照準が合わないのでゾンビが倒せない。悔しいが非常に良くできたシステムである。

ゲーム画面が小さくなっていき、代わりにエロい小悪魔が画面の大半を占めるようになる。しかも大胆なポーズでこちらを誘惑するので、思わず視線がそちらに釘付けになる

小悪魔を見ていたいのに、いいタイミングでゾンビの大群が押し寄せてくる。ちょっ、お前ら空気読め!

 小悪魔の誘惑に耐えつつも、なんとかゾンビの大群を撃破するとゲームは終了。前半と後半で大きく難易度が変わる秀逸なゲームバランスに感心していると、この後の画面でプレイヤーはさらなる衝撃を受けることになる。

ゾンビシューティングだと思ったのに! 最後にこのゲームの真の目的が明らかになる

 その衝撃の結末をここでお見せしてしまうと、このゲームのプレイスタイルが大きく変わってしまうのであえて伏せておく。G-Tune: Garage秋葉原店で実際にプレイして、ぜひその結末を確認してもらいたい。

 このほか、Tobii EyeX体験コーナーでは「眼力で地球を守れ!『Eye Asteroids』」や「新感覚の音ゲー『Beat Shot』」のプレイも可能だ。

【取材協力】