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NVMe準拠、Read/Write混在で31万IOPS、データベースや大規模アプリケーションに適合

HGSTがデータセンター向け高速SSD「Ultrastar SN100」出荷開始

2015年04月14日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 HGSTは4月13日、PCI Express(PCIe)SSD製品「Ultrastar SN100シリーズ」の出荷開始を発表した。NVM Express(NVMe)規格準拠のPCIe 3.0 x4高性能サーバーサイドフラッシュストレージとして、スケールアウト型データベースやデータセンターアプリケーションに適するとしている。

HGSTが出荷開始したNVMe PCIe SSDの「Ultrastar SN100シリーズ」(PCIe拡張カード型、2.5インチドライブ型)

 Ultrastar SN100シリーズは、ハーフハイト/ハーフレングスのPCIe拡張カード型と、2.5インチドライブ型の2モデルが提供される。うち、今回はPCIeカード型が出荷開始された(2.5インチ型は5月の出荷開始予定)。PCIeカード型の最大容量は3.2TB。

 HGSTによると、スケールアウト型データベースや、ビッグデータ解析などのデータセンターアプリケーションにおいて一般的な、ランダムのリード/ライト(70/30、4KB)で最大31万IOPSのパフォーマンスを発揮するという。そのほか、ランダムライトは最大16万IOPS、ランダムリードは最大74万3000IOPS(いずれも4KB)を実現。さらに、シーケンシャルリードは3000MB/秒、シーケンシャルライトは1600MB/秒のスループットを持つ。

 また、LinuxやWindowsなどのサーバーOSにおいて、標準のドライバで対応しており、独自のドライバは不要。同社のサーバーソフトウェア群と組み合わせることで、既存のMySQL環境比で最大60%の性能向上と最大40%のサーバー統合を可能にするとしている。

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