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月額0.3ドル/GB、数千台のEC2インスタンスから接続できる

AWS、EC2向けのNFS共有ストレージ「Amazon EFS」を発表

2015年04月11日 06時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 Amazon Web Services(AWS)は4月9日、年内に正式公開を予定している「Amazon EC2」向けの新しいストレージサービス、「Amazon Elastic File System(EFS)」を発表した。複数のEC2インスタンスからNFS経由で接続できる。

「Amazon Elastic File System(EFS)」は、複数のEC2インスタンスから接続できる共有ファイルシステム

 既存の「Amazon EBS(Elastic Block Store)」ストレージとは異なり、Amazon EFSは複数(最大数千)のEC2インスタンスからNFSv4プロトコルで接続することができる共有ファイルシステム。ペタバイトクラスまで拡張できるファイルベースのストレージとして、コンテンツリポジトリや開発環境、Webサーバーファーム、ビッグデータアプリケーションなど幅広い用途に適用が可能。

 Amazon EFSは、事前に使用容量を設定するのではなく、使用量に応じて自動的にスケールアップ/ダウンする仕組み。1GB当たりの利用料金は月額0.30ドル(その月の平均使用ストレージ容量で計算する)。

 また、ファイル/ディレクトリ/リンクはリージョン内の異なるAZ(Availability Zone)に冗長化して保存されるため、高いデータ耐久性が保証されるとしている。

 さらに、AWSのID/アクセス管理サービス「AWS IAM」とも連携が可能で、各ファイルへのRead/Write/Executeのアクセス権限を、IAMのユーザー/グループに対応させることができる。

 AWSでは、プレビューサービスを「まもなく開始する」としている。プレビューサービスへの参加申し込みはAmazon EFSのページから可能になっている。

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