ここが変わったWindows 10 第24回
「複数の場所から更新プログラムを取得」とは?
Windows 10の更新プログラムをP2Pでダウンロードできる!?
2015年04月10日 09時00分更新
3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表した。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Technical Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説する。
Windows Updateの設定から「詳細オプション」を開くと、「更新プログラムのダウンロード方法を選択する」という項目がある。これは「インストール方法」とは違い、まさしくダウンロードに関する設定が用意されている。
「複数のソースからアプリとOSの更新プログラムをダウンロードして、ダウンロードを高速化する」という項目がある。この項目をオンにすると「MicrosoftからアプリとOSの更新プログラムをダウンロードする」という項目の設定が可能になる。ここには、「ローカルネットワーク上のPC」と「ローカルネットワーク上のPCとインターネット上のPC」という項目が用意されている。
マイクロソフトからは詳細な情報は出ていないが、P2Pの仕組みを利用して複数の場所から更新プログラムを取得できるようにし、ダウンロード時間を短縮できるようになるようだ。同じLAN内のPCがダウンロードした更新プログラムを検知し、流用すれば再ダウンロードする必要がなくなる。気になるのが「インターネット上のPC」という項目。これは、同じWindowsを使っている他のユーザーを指していると思われる。セキュリティや自分のPCからのアップロードに関する情報が提示されないと、ちょっと使うのが怖いところだ。
初期設定では、機能はオンになっており、インターネット上のPCを含む項目が選択されている。不安なら「ローカルネットワーク上のPC」を選択しておけばいいだろう
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