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映像の没入感が鬼スゴい! Galaxy S6用の「Gear VR」を速攻レビュー

2015年04月09日 12時00分更新

文● 広田稔(@kawauso3

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Galaxy S6/S6 edgeを前面にはめて、バーチャルリアリティを体験できる「Gear VR」がついに日本で買えるようになった!!

 サムスン電子ジャパンは8日、Galaxy S6シリーズの日本展開を発表し、同時にアクセサリーの「Gear VR」もお披露目した(関連記事)。4月23日よりエディオン、ビックカメラ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラのオンラインストアで予約受付を開始し、5月上旬から出荷する。価格はオープンで予想実売価格は2万4800円。

 Gear VRは、Galaxyシリーズ専用のバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレー(VRHMD)で、「Oculus Rift」(オキュラス・リフト)で知られるOculus VRとのコラボで生まれた製品だ。記者発表会でこってり体験してきたので、インプレッションをまとめていこう。

開発者向けながら量販店で気軽に体験できる

 VRHMDは、ここ1、2年、ゲームやITの分野で話題になっているガジェットだ。火付け役となったOculus Riftのほか、ソニー・コンピュータエンタテインメントがPS4向けの「Projct Morpheus」を、HTCとValveがPC向けの「HTC Vive」をそれぞれ開発しているように、ハードウェアの参入が相次いでいる。スマホを利用するモバイルタイプも多く、グーグルのAndroid向け「Cardboard」やハコスコの「ハコスコ」などがリリースされている。

 そうしたモバイル向けの中で、現状、最もリッチなVR体験を実現してくれるのがGear VRになる。量販店で販売しているものの、今回は一般販売ではなく、「Innovator Edition」という名前で、開発者やエヴァンジェリスト向けに提供している段階だ。

 ちなみにGear VR自体は、昨年12月からGalaxy Note 4用を北米などでリリースし始め、今年3月、Galaxy S6用をスペインで開催したモバイルの展示会「MWC 2015」にて明らかにした。日本では、Galaxy Note 4が発売されなかったせいか今まで販売対象国となってこなかったが、この度、晴れてGalaxy S6シリーズとともに手軽に入手できるようになったわけだ。ちなみにS6/S6 edgeのどちらでも利用できる。

正面とカバーを取ったところ。このカバーの代わりにGalaxy S6/S6 edgeをはめて利用する

内側。画像だと分かりにくいが、右レンズの右下に近接センサーを備えており、装着した際にだけ画面がオンになる仕組みだ

すごくどうでもいい話だが、スマホをはめずに装着すると、往年のケント・デリカットのメガネ芸のように目が拡大して見えるので面白い

左サイドには「Gear VR Powerd by Oculus」の文字。その下には換気用のファンを内蔵している

右サイドの四角いくぼみはタッチパネルで、縦横にスワイプしてメニューを選んだり、タップで決定することが可能。その上には「戻る」ボタンを、右側にはボリューム調節ボタンをそれぞれ用意する

天部の中央にあるダイヤルは、左右にまわすことで装着したGalaxy S6シリーズを前後させてピントを微調整できるもの

底部左にはマイクロUSB端子を備えており、ケーブルをさして給電しながら利用できる

 ポイントは量販店で触れるようになったという点。今までVRHMDというと、Oculus Riftは海外通販で入手するしかなく、Project Morpheusも体験の機会が限られていた。一方でGear VRは、本日8日から全国の家電量販店内に17ヵ所ある「Galaxy Shop」にて順次、デモを開始している。Gear VRの登場で、VRHMDが常設された場所が増えて、一気に身近な存在になったわけだ。


公開当初、出荷日に関する記述が間違っておりました。お詫びして修正いたします。(4/9 13:20)


(次ページでは、「解像度の高さや快適な操作性が○」)

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